第6話 使役 ハイオーガ編

あれから月日が経ち、私は7歳になった。時が過ぎるのは早いものだ。


私がハイオーガを権威主義の極意を用いて使役した後、

私は意の理論をも使用し、

ハイオーガに忠誠を誓わせた。


すると頭の中にこんな声が聞こえたのだ。


『条件を達成しました。権限を解放します』


『解放中-解放に成功しました』


『 召唤术(しょうかんじゅつ)- 召喚する術や魔法を指す。


効果

契約獣召喚-契約または使役している魔物を魔力を使って呼び出すことができる。また使用魔力量は召喚する魔物が強くなればなるほど多くなる。


獣強化-この派生スキルを使用することにより、契約している魔物が敵を倒すたびに能力を吸収し、統合して魔物を強化することができる。


知性向上-この能力は、本来魔物は知能が低く、簡単な命令しかこなすことはできないが、この能力を使うことによって知性を向上させ、人間並の知能を得ることができる。』


おっとここで新たな能力が解放されたようだ。


この天の声(利便上そう呼ぶことにする)この声が一年以上聞こえず今になって聞こえたことを考えると、何か条件を満たさないと新しい能力が開花することはないようだ。


おっと今は新たな能力を試す方が先だな。


リリアンがいないうちにささっと森に行って試してみよう。


最近は訓練のために家のものに秘密で外出することが増えてきている。なぜなら最強になるためには時間が足りないからだ。


早速森に行って試してみる。


最近になって森で何かをするにはいい場所を見つけた。


とい言うより作ってしまったと言う方が正しいか。


半年前ほどに、火属性の上級魔法を練習している時に、魔力の込め具合の加減を間違えてしまって暴走してしまった時に半径一キロ以内が焼け野原になってしまったのだ。


それは置いといて能力を発動する。


「契約獣召喚」


と私が能力を発動した瞬間何かが異空間と繋がるような感覚があった。


とすると先ほど何もなかった空間が時空切断を使った時のように割れ、中からハイオーガが姿を現した。


次々と能力を試行していく。


「獣強化、知性向上」


どちらの能力が影響を及ぼしたのかはわからないが、ハイオーガの人形のような瞳に知性の光がともった。


「至高の御方、この度からよろしくお願いします。」


ハイオーガは知性が向上したことに伴い敬語もつかえるようになったようだ。


「ああ、こちらこそよろしく頼むよ。」


支配する時に痛めすぎたからだろうか、ハイオーガの態度からこちらを恐れているような雰囲気を感じる。


「ハイオーガでは呼びにくいから名前をつけようと思う。どうだろうか。」


「至高の御方からそのような褒美をもらえるなどありがたきしあわせ!これからめいいっぱい働かせてもらいます。」


この時私は誰だこいつはと思った。出会って支配した時の傲慢な雰囲気はもうどこにもない。今のハイオーガにあるのは、強者に従う弱者のそれだった。


「よし、今日からお前の名前は魁王 (かいおう)だ。お前は魔物の頂点に立ち全てを支配せよ。」


その時異変が起こった。


『王の名付けを感知しました。ただいまより命名魁王の権限授与に移行します』


天の声が聞こえたと思うと、魁王が苦しみだし、黒い液体が穴という穴から出てきたと思うとそれが魁王を包み、新たな怪物を誕生させた。


それは、王の魔物と言われてもふさわしい格好をしていた。


体は黒い鱗のようなもので覆われ、武器は棍棒ではなく、黒光した刀を持っている。


『ステータスを開示しますか?』


と天の声が聞こえてきたのではいと答えると、魁王のステータスが表示された。


{名前}:魁王

{種族}:王種

{スキル}


紅蓮焔撃 - 魁王の怒りや憤りを感じ取った炎精霊の力が宿り、超高温で燃上 がり、敵を一瞬で焼き尽くす。そして、周囲に爆発的な衝撃波を発生させ、その圧倒的な威力で敵を蹴散らす。


  


黒炎魔法 - 魁王が使うことができる非常に強力な攻撃魔法。この魔法は、黒い炎を発生させ、敵を焼き尽くすことができる。炎そのものが黒く、非常に高温であるため、敵を瞬時に焼き尽くすことができます。また、黒炎魔法は、周囲に爆発的な衝撃波を発生させ、その圧倒的な威力で敵を蹴散らす。


血濡翼斬 - 魁王が使用する強力な攻撃スキルの一つ。この技は、魁王が空高く飛び上がり、敵に向かって翼を広げながら、巨大な鉤爪を振り下ろして攻撃。この一撃で、敵は断末魔を上げながら強烈なダメージを受け、体中に血がしみこんでいく。魁王の力と、その怒りや憤りが込められた一撃は、敵を瞬時に粉砕するほどの力を持っている。




煉獄焚身 - 魁王が使うことができるスキルの一つ。この技は、魁王が敵に向かって突進し、自分の体を燃やしながら攻撃するもの。魁王の体が燃えるため、周囲の敵にもダメージを与えることができる。この技は、魁王の怒りや憤りを感じ取った炎精霊の力が宿り、超高温で燃え上がり、敵を一瞬で焼き尽くすとされている。


狂嵐怒涛 - 魁王が使用する強力な攻撃スキルの一つ。この技は、魁王が敵に向かって突進し、複数の攻撃を繰り出すもの。突進の速度は非常に速く、敵を瞬時に蹴散らす。また、突進の途中で魁王は周囲の敵を巻き込んで攻撃することができる。この技は、魁王の怒りや憤りが込められており、その威力は非常に高いとされている。


天地鳴動 - 魁王が使用するスキルの一つ。この技は、魁王が地面に踏み込むことで、周囲に強力な振動波を発生させる。この振動波は、敵を攻撃するだけでなく、周囲の地形や建物にも大きなダメージを与えることができる。また、魁王自身もこの振動波を利用して、敵を攻撃したり、自身の移動速度を高めることができる。


{ステータス}

レベル:20

身体能力:40007

魔力:82405

頭脳:2300


私は今日バケモノを生み出した。


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最強貴族の主人公、異世界転生しても最強だった件 @rayki1

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