小人のポクルは、人間の街に落ちているものを集めるのが好きな子。
本当は昼間に人間の街に行く方が、色んなものが見えるためか楽しいようですが、見つかってしまうと面倒なことになってしまうので、夜に探しに行きます。
小人という小さい体のポクルの見る世界は、小さい者だからこそ見える世界。人ならば大したことのないものも、彼にとっては大きくて、小石なんかも避けなければいけない石になります。
一方でいいこともあります。
ベルのような形をした花に、蛍が入ってくれると立派なランプになってくれるのです。蛍の光はとてもきれいで、ポクルの歩く道を照らしてくれます。
さて。
順調に歩みを進めると、二つに分かれた道に出ます。右に行けば人間の街。
しかし、ポクルはどうしても左の道の先に見える、光っている空が気になってしまい、そちらに向かうのです。
向かった先には、「黄緑色に光った、丸くて大きなものが2つ」を持った、小人のポクルが飛ばされてしまうような大きな鼻息をする、竜の子どもがいて……。
さて、ポクルは竜の子どもと対峙してどうなってしまうのでしょうか。
気になった方は読んでみてください。きっとポクルの勇気と優しさで柔らかな気持ちになると思います。