あの日、あのとき

犬塚 泉

ある男性の話。

あの日あのとき。

私は外回りから会社に戻ったときでした。

大きな揺れを感じ、立っていられませんでした。

周りでは同僚たちの、キャーとかうわぁーとかの悲鳴が上がってました。

揺れが収まると、電気が消え、すぐに非常電源に切り替わりました。

そのため、なにがあったのかテレビで確認が出来ず、上司の、ラジオを着けろ! という声で、ラジオの存在に気づき、なにがあったのかを知りました。

その後のことは、よく覚えていません。

上司の指示で、帰宅出来る者は帰宅するように言われ、無我夢中で車を家に走らせたのだけは、覚えています。

あんな出来事は、二度と経験したくありませんね。

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あの日、あのとき 犬塚 泉 @izumi-inuzuka

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