第2話 Training

「マっくん、マっくん!」

誰かが、俺を呼んでいる

「マっくん、マっくん!」

目を開けると「マっくん、指示おねがい!」

そっか。今日は俺の結婚式だ。が、偽の預言者(メッセンジャー)、破滅の王者リーパーは俺の結婚式を無茶苦茶にした。ゲストの皆を皆殺しして床も血にまみれて死体もどこでも散らばって重なっている。確かあいつも他の六人を誘ったな。全員仮面をつけてあいつらの招待も分からん

「セシリアは遠距離から援護。俺はあいつを近くにぶちのめしてある」

「りょかい」

戦闘開始! 俺は飛んで一撃をして…… すぐ杖で攻撃が塞がれた。一撃は失敗。距離を取ってしばらく話してみよう

「あんた、リーパーって言うんだな」

「そのとーり」

「何故、俺の結婚式をめっちゃくちゃにしたんだ?」

「あっ、そーだ! 理由は必要か! でも、ちょっとだけ、聞きたいことがあるんだけどさー。あなた、ほっんとーに、あの姫様のこと、好きなの?」

一瞬、体と吐息が止まってしまった。俺はセシリアのこと好き、じゃない? いやいやいや。好きだ! だって毎日あいつのおかげで俺はずっと笑ってたし、あいつは大馬鹿で大変だけど……。あれ? 

「マっくん、ボーっとしないのっ!」と聞いてセシリアは一撃をした。氷魔法の攻撃でリーパーの足が凍った

遠くからセシリアの声だ。そうだ、今は戦闘中だ! ボーっとする場合じゃねえ!

「あらら。こんな攻撃じゃ、私を倒せると思う?」と言ってリーパーは即座に足にある氷を壊した

よし、それじゃ何も考えずにこいつを砕いてある! 斬って、斬って、斬って、斬りまくれ!

が、俺の攻撃が全部、避けられて塞がれた

「あらら。むやみの攻撃じゃ、私を倒せないわよ~」と俺の剣を差し控えながらそう言った

「黙れ……」

瞬時に、俺の怒りが溢れてた

「ん?」

「だーまーれぇぇぇぇっ!」と叫んで俺は勢いで全力で検でこいつを押した

「あははっ、怒らせてしまったみたーいっ♪。凄い。なのにねー」と言ってリーパーが一瞬に消えた。どこだ? どこに消えた? どこだ!?

と思って床に音がした。床に何か転がっている。後ろに振り向いて下を見て……

首? 誰の…… あっ。セシリアのか。それを気づいてから俺は大パニックで床に落ちた

「セシ、リア?」

前を見て、セシリアの落ちた体を見た。首から凄い血が出ている

「よーし、これで任務たっせー。あの子たちに……。あっ、もう来てたんだ。さっ、仕事はもう終わったし帰ろ~」

セシリアの首。持って顔を見た。目が閉じている。口にも血痕も、あるね。こいつが死んでどうでもいいが、なんとく涙が出てしまった。俺もこっすりとこいつを抱きしめた

「なっ」と俺はあいつを呼んでしまった

「ん?」

「あんたらのやったことを許さんが、気づかせてくれてありごとよ」

「ふふ。なんで私はこのウェディングパーティーをめっちゃくちゃにしたのか、分かったんでしょう?」

「ああ。もう行ってもいいぜ。俺をこのままにしとけ」

「は~い」と彼女たちはホールから行き去った

数分間、俺はセシリアの首を抱きしめている。心の奥には後悔、悲しみ、苦しみ、痛み、色んな悶絶は混ぜ込んでいるのだ

今の俺は、周囲を見ずに、セシリアの首を抱きしめるしか出来ない。と数時間が経ってアレクスの声が聞こえた

「お兄様、おねっ、さま……っ。あはっ、あああああああああああああああっ!」

そうだな。ショックだよな。鳴き声がよく聞こえている。ふと、周りからの騒がしい声が聞けるようになった、って、えっ? なんでみんながまだ生きているんだ?

「ヘンスフォース様だ!」

「ヘンスフォース様が私たちを救ってくれたの?」

「よかった? けど、セシリア様が……」

うるせぇ。うるせぇ。うるせぇ……

「うっるせぇぇぇぇっ!」と俺の怒りが溢れてきた

「俺はあんたらを救った? ざけんな。俺はな、あんたらを救いてえ覚えがねえんだよ」と言って目が覚めた

なんだ夢か。と言うより、あれは2年前の出来事だった。うっかりと気づかなずに俺はアステリア王国の民の心を、傷付いてしまった。そもそもなんであいつらが生き返ったんだ?

にしても、俺はまだ数名の国民に王子様とした扱いされてた。あんな酷いことを言ってしまったのにな

ってか昨晩のレポートもう送ったな? 俺がそれを気づいてすぐパソコンをあけてメールの送信記録をチェックした

よかった、もう送ったんだ。だって送らないと怒られちゃうからな。あれは一番嫌だ。あれ、いきなり電話来た。こんな朝っぱらから誰が…

「やべーっ」スマホの画面を見ると、冒険者(ボイジャー)協会の管理長、マリナ・スコットの名前が映した。俺、何か悪いことをしたのかな?

「も、もしもし……?」

「マっくん、ちょっとこのリポート何?『現場に一死の死体が発見された』と書いたんだけれど、警備隊と法医学チームの報告によれば現場に死体なんてないわよ。まさか、マっくん、虚偽報告を送ってないわね?」

「あんなもの送ってませんよ! 写真もちゃんと送ったんでしょう?」

「もー、またその喋り方。普通に叔母さんって呼べばいいでしょう?」

そういばこの方も俺の叔母さんなんだ。故母の妹だ

「今自分のリポートを話していまして厳密に言えば仕事中です。家族関係でお話ししているのはしてはいけません」

「ふふ。相変わらず厳しいわね。姉さんと変わらないわ。ところで、最近もう一つの、妙の事件が起きてるわ。これを見てみて」と言って叔母さんは俺にビデオファイルを送った。俺もその動画を見て

この映像には、一人の男性が歩いている。ふらふらと歩いてまるで仕事の飲み会から帰って酔っ払くなったみたい。待て、瞬時に倒れた。倒れてから……

体が破れて体内から魔物が表れた

「グロいな。っていうか、これ、召喚術、ですか」

「ええ。間違えないわ。昨晩ある冒険者(ボイジャー)がこの映像を送ったの。どうやら彼はこの件ついて調べたいつもりだわ」

「で、許可しましたか」

「当たり前よ。しかも、この事件に警備隊も巻き込まれることになってしまったし。テオも、いざとなったら騎士団もこの件についてすぐ行為すると言ったわ」

うわっ、この状況はややこしくなったな。前には魔物が人を食った異変、で今はこれ。っていうかアマクサからの暗殺依頼もまだしてないっ! 調査もまだしてないし

「ではこれで。仕事頑張ってね」

「はーい……」

そういや、あの子とトレーニングもあるな

っていうかルシアちゃんは、あの時、俺にキスを……。 だめだだめだ! 俺たちの関係は、あくまでもただの師匠と弟子! あの子を鍛錬するのは俺の宿命だっ!

8時に昨日の田んぼの近くに会うと約束した。今はまだ7時45分。少し早すぎるかな

「マークさーん!」と呼ぶ声が聞こえた。振り向くと女性の姿が見えた。髪が短くてトレーニング着服を着ている。ピンクのジャケットでスポブラ。胃の肌も丸出ししている。っていうか誰? と思うとよくの子の顔を見て、ルシアちゃんだった。なんか可愛い。いやいやいや、何を考えてるんだ、俺?!

「お待たせしました! っていうより、なんか早すぎました、かな?」

「うっ、うー。そうだな」

やばいあの子の視線を見えない。よし、すぐ向けて……

「マークさん、大丈夫ですか」

「だ。大丈夫だよ。なんていうか……」

「似合ってるん、ですか」照れながらルシアちゃんはそう言った

「あっ。似合うよ。可愛いし」

「えっ?! か、か、か、かわいい?!」

「いや、その、えっと……」

「マークさんにかわいいって言われるなんて、えへへ、へへへ」

またその癖かよ。よし、無駄話を終わりにしてすぐトレーニングを始めよう

「ごふん。今日のトレーニングを始めます。ですが、体育を始める前に、まずは一般知識に関する質問を差し出します。でも出来る範囲で答えて。分からないところがあったらすぐ説明するから」

「分かりました。師匠!」

久しぶりにそう呼ばれたな。質問を出す前に、俺は眼鏡をかけた

「では、第一問。『プリズム』という物はなんですか」

「え? えっと、あらゆる生命の源? 簡単に言うと『生き物の魂』でしょうか?」

「うーん。ほぼ正解かな」

「やった!」

「『あらゆる生命の源』のは正解だが、現代俺たちみたいな生命だけじゃなく電子珍道具や車両にバッテリーな物になっている。つまり電源になってるんだ。プリズムはね、実は『あらゆる生命の源』だけでなく、プリズムは世界そのものを作ったんだ。ユグドラシルから生まれ、あらゆる物を生み出した。だから最もな答えは、『この世界のあらゆる物の根源』。そういえば、ユグドラシルにプリズムを研究している研究者は結構大勢いると思うよ。彼らはプリズムの関数や原点などなどを研究しているそうだ」

「へー。ところで私の父親がその一人なんです」

「君のお父さんはユグドラシルの研究者なの?」

「はい!」

「じゃ、お父さんはエルフ?」

「はい。でも、なんとなく私はその長い耳を受け継がなくて……」

「ふふ。そうだ。せっかく種族の話をしてるから第二問。ハルフィアナの五つの種族はなんですか」

「えっとー、私たち人間のヒューマン、長年生きられるエルフ、機械生命体のデウス、半獣のビースト、で最後は悪魔のディモン」

「正解。遥かな昔から、ハルフィアナには五つの種族が住んでいる。戦闘力が高いヒューマン、知識に非常に興味深いエルフ、医力が得意デウス、芸能世界を作ったビースト、そして鍛冶屋で色んな武器を作ったディモン。その五つの種族によってハルフィアナは五つの王国に別れた。その五つの王国は何なのか知っていますか」

「アステリア王国とアルテア王国とミレニア王国とヴェラン王国とデモニカ王国ですね」

「また正解」

「やった!」

「ではこれで最後の質問です。あなたは何故、冒険者(ボイジャー)に目指したいですか」と言ってから風が強く吹きルシアちゃんも一瞬で黙ってしまった

「二度目…」と微かな声がルシアちゃんの口から聞いた

「ん?」

「冒険者(ボイジャー)に命を救われたのは、昨日はもう二度目なんです。実は昔、ある女性の冒険者(ボイジャー)さんに救われたことがあって。彼女の包容も腕も、マークさんと同じ感じをして暖かったんです。そういえば、マークさんも私の命の恩人ですね。では改めて、あの時私を救ってくれてありがとうございます」と聞いて再び風が強く吹った。ルシアちゃんの言葉を聞いてからも、二年前の悔みの面影も思い出してしまった

「ヘンスフォース様が私たちを救ってくれたの?」

「ヘンスフォース様は、我々の命の恩人だ!」

「でも、セシリア様が……」

「君を、救うつもりはないのにな」と無意識にそれを言ってしまった

「えっ? どういう、ことですか」まずい。これじゃ俺もルシアちゃんに嫌われそう

「あっ、なんつうか、君のお礼を聞いてから、ちょっと二年前のトラウマが頭に浮かんじゃったっていうか」

「そう、ですか」

「ごめんね。酷いこと言っちゃって」

「ううん。大丈夫です。マークさんにも二年前に色々ありましたからね」そっか。こいつも二年前のこと知ってるんだ。ならばなおさらだ

「よーし。無駄話をしないでトレーニングを続けよう。

次は身体能力のテストだ。持久力、敏速力、そして体力。その三つをどれだけ持つのか今度試したいんだ」

「で、何をすればいいんですか」

「この田んぼの周りの通路を3回走り回ってきてくれ」

「ええっ? 10回以上やれるのに」

「それならやりすぎでしょう。んじゃ、文句言わないで早速初めて」

「はーい」といってルシアちゃんはすぐに、最速で走り始めてしまった

「えっ?」俺も少し驚いた。が、普通の人間はああいう走り方するの? あいつ、まさかアスリート? あんな速さで走ってるなんて目にも信じられない

スマホを見て、15分。ルシアも走りも終わった

って、15分?! この通路を走り回ったら、5kmもあるぞ! だがこいつは、うん。やっぱ化物。普通アスリートでも30分か最高限20分ぐらいかかると思う

「んで、次のメニューは何ですか」

「いっや、タンマタンマ! お前、疲れてないのか」

「あっ、少し、疲れてますよ」と言って「ほら、汗もかいてますし」と脇を見せた。なんで俺に脇見せたんだ。まっ、少しのファンサービスにしては悪くない。ルシアに感謝を

結局俺たちは休憩をはじめとして草に座って水を飲んでいる。ふと俺もルシアちゃんの飲んでる姿を眺めた。この子変な癖がともかく意外と可愛いな。ショートヘアーも似合ってて。特にあのヘアーピンも、誰からもらったかな

「ん? どうしたんですか。顔に、何か付いてますか」やばっ、変態な眺めがバレた

「いやっ、その、意外と体力が凄いなっと思ってさ」

「あっそうだ、言い忘れました。実は私、学校の運動会のマラソン大会の、3年3勝連続、取っちゃいました」だからああいう走り方をしたわけか。アリアナさんに言った通り運動真剣だな、こいつ

「ってかさ、その、ショートヘアー、結構似合うな」

「えっ? あっ、えっ、えへ、えへ、マークさんに、また褒められた、えへへへへへ」

「その癖どうかやめて」

15分の休憩が終わり俺たちも訓練を続けることにした。俺はルシアちゃんを広い野原に連れて芝生の上に向き合うことになった

「あの、次のメニューはなんですか」

「ここで俺と、空手で勝負してもらう」

「えっ? でも私戦闘経験はないんですが」

「大丈夫。適当に殴ったり蹴ったりしても構わない。なんにせよ、俺は君の反応力、移動力または速動力、集中力、持久力、根性、最後は戦闘中の判断力。この勝負でぜひそれらを見極めたい。いいな?」

「は、はい!」

「では、すぐ構えて」と言って俺たちは戦闘に構えた。だが、動きを見ればルシアちゃんはよく慌てて構えた

「始め!」と俺たちは互いの距離を縮めて拳がぶつかってしまった。拳から以外の力が感じた。一瞬で、俺はルシアの顔を見て……

その眺めはなんだ?! 俺を殺したい? 目を見て俺もすぎ震えた。その目はまるで、俺を怯えさせ恐るべき恐怖を与えた

そうだ、思い出した。この子は「ローゼン家」。災害時代から大勢の人を暗殺してきた一族。彼らの一つの特徴は、鋭い目。彼らの目を見ると誰でも怯えて抗うさえできなくなるという話しがよく聞いてる

動きの判断が遅く俺の太股が蹴られてしまった。この子の戦闘中の判断力が凄い。が、太股に痛みしか感じない。初心者としては、この攻撃力は有り得ない

俺も負けていられるもんか。すぐ構え直して俺は反攻をした。一度殴ってみて、塞がれた。ならば、まず俺はルシアちゃんの右を引っ張って殴る

そのつもりで反攻したく、だが同時にルシアちゃんも殴り初めて、結果なんだかんだで俺たちの肌は交わって俺の腕も滑って……

「あっ…」

「えっ?」

俺の掌は、別姓に絶対に触っちゃいけない物を触ってしまった。「ぷに」と感じて、柔らかい感じがした。形も丸くて、以外とミディアムサイズ。姉ちゃんのモンスターサイズのと敵にもならぬ

「ああああっ!」

「すまん、技じゃなあああいっ!」

と一瞬俺たちは黙ってしまったが、お互いの行動に気づいてやっと離れた

こういう空気、戦闘訓練どころかなんだか不器用で、というよりこの状況じゃただのお二人さんは知り合ってすぐ誤解を招くものだ。初めて会った時からまだ2日がかかった。あの時のキスのきっかけで、今さっきのことまで進行しちゃったなんて

「私の、おっぱいが、触ら、れて……。えへ、マークさんに、えへへへへへ」

やっぱまたその癖か。よし、これじゃさっきの無視にせざるを得ないか

「な、ルシアちゃん」

「は、はい」

「そのまま、立ってじっとしてくれる」

「うん、分かりました」と言ってからルシアちゃんはそうして俺もタブで「プリズムチェック」をした。プリズムチェックはアプリで行われた体の中のプリズムの調査。色んなステータスもその調査によって判明する。ステータスのスコアは数字1から100まで現す

結果は、攻撃力:70、魔力:45、速動力:95、持久力:87、防御力:50。気になったのは、彼女の回復力:100

待て。今まで会ったヒーラーすら100にも届かないぞ! 役85とか90とかよく会ってるが、こいつが100? どういうことだ

しかも、攻撃力以外他のステータスは俺より上だ。こいつ戦闘経験がないのに、どうして? 暗殺者の一族の人は全部こういうみたいなやつか

「あの、どうかしましたか。悩んでる顔をして……」

「いや、何でもない。よし、今日の訓練は終わりました。お疲れ様」

「えっ? そんなー」

「俺、鬼トレーナーじゃねえぞ。特に、君のような可愛い子は厳しい訓練をするもんか」

「えっ?」やっば、何言っちゃったんだ、俺ぇぇぇっ!クールさを戻さないと

「ごふん。そういえば、明日訓練したいなら、俺ができない。すまないな」そう。あの事件を調べなければならん。もしや今朝にマリナさんが言った事件がリリアナの死亡事件と繋がったら調査は簡単に進められる

「えぇぇっ、そんなー」

「大丈夫。代わりの師匠を探してみる安心しな」そうだな。昔の同級生の友達が多い。後はやつらに頼んでみよう

「んで今日の訓練の結論は、君は、冒険者(ボイジャー)として適している。が、装備知識や武器操作と魔法使用。それらはまだ確認しかねるが、あとで友達に明日の訓練の担当を頼んでみる」

「やった! まさかマークさん以外他の冒険者(ボイジャー)に会えるなんて」

「よし。解散」と言ってから俺はルシアちゃんに近づいて頭にを撫でた。「改めて、今日お疲れ。明日の担当は俺じゃないから。多分俺より厳しいかもしれんぞ。しっかり頑張れよ」

「はい!」

互いの笑顔で訓練を終わらせた

夜10時。俺は他の冒険者(ボイジャー)の今朝にもらった情報に関するレポートを調べている。手に入れたのは、まだ三資料。調査するからには、これはまだ足りない

突然、部屋のベルが鳴った。ドアを開けると……

「こんばんは。お久しぶりです、お兄様。こんな夜に申し訳ありませんが、少しお話しがありますが、よろしいでしょうか」

セシリアの弟、謂わば王座に一番むいてるやつは俺の前に表れた。名はアレクサンダー・ホーク

「アレクス、お前……」

「よろしければ、まずこれを言わせてください。あなた向かいに来ました。ご一緒に城に戻っていけませんか、お兄様」






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アステリア「伝説の剣士」 風愛ヨウム @Youmu0125

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