ツバコーラジオ
ぎざ
テーマ「本屋」
ゲスト:目録 縁
そこしか読めないもの
はい! どーも。
12時からのお昼の時間。放送室から失礼します!
DJ棒田ストライプがお送りする、ツバコーラジオ。
13時まで、昼休み時間ギリギリまで、楽しい時間をお届けします。どうぞよろしくお願いしま〜す。
今日のトークテーマは「本屋にまつわるエトセトラ」。
あなたのお気に入りの本屋、どういうところが好きなのか。本屋に行ったらどの順番にコーナーに回るのか? 本屋でアルバイトしている人がもしいれば、本屋あるあるなんかも聞きたいですね。
ドシドシ公式LINEから送ってください。採用された人には、担任経由で手作り『棒田ストライプのボーダーストラップ』をプレゼントしま〜す。
今日のゲストは二年一組、図書委員の
あ、どーも。目録 縁です。特に他に何も自己紹介することないんですけど、ほんとにいいんすか? 俺で。
いーえー。ツバコーは一学年全部で12組まであるし、部活動や同好会も鬼の数あるくせに、こう……、部活や委員会の垣根を越えた人と話す機会ってあまり無いんですよね。ボクがそのきっかけになればいいなって思ってるんです。
めっっっっちゃイイ事言いますね。序盤から。
はい、掴みが肝心なんで。
ちなみに目録くんはツバキノミネート本編では、6月の番外編『挟まれたクイズ』に登場しますね。気になる方は要チェックです♪
番宣の様に挟みますね。
『挟まれたクイズ』だけに?
…………………………。
ラジオで沈黙は放送事故なのでご勘弁!
今日も放送室から小粋な笑いを届けます!
それでは初めにお便りを一通。
ラジオネーム:貯金バトルさんから頂きました。
『棒田ストライプさん、ゲストの目録くん、こんにちは』
こんにちは〜
なんか、知らない人に目録くんって言われるとこそばゆいですね。
最初はそんなもんですけど、これで目録くんの名前は全国区になりましたからね。
椿ノ峰だけ……じゃないですかね。
全校に知れ渡った名前になったということです。
それはそうッスよね。
目録くんが今日のツッコミ担当になってくれることを期待しつつ、続きを読みましょうか。
『僕は本が好きで本屋に行くのですが、最近とある事情で本屋に行って買い物が出来なくなってしまいました』
あらら、何があったんでしょうか。
『お金が無くなっただとか、コロナで〜などは全く関係なく、僕の部屋に本の置き場所がなくなってしまったんです。電子書籍という選択肢もありますが、紙のペラペラとめくるところや、重み、匂い、見開きの2ページにまたがったド迫力の描き方など、電子書籍には無い質感のようなものは紙の本でしか表せられないものだと思います。今はもう読まなくなった本を処分することでスペースを空けていきたいところですが、手離したくない本ばかり。皆さんはそういう経験がありませんか?』
あ〜! すごい!!
分かる〜、じゃなくて、すごい、なんですか?
すごいですよ。だってボク本読まないんですもん。マンガしか。
マンガも置くところ無くなっちゃうと買えなくなりません?
読み終わったら売っちゃうので。
手放せるタイプの人だ……。それもすごい。
目録くんは……図書委員ですもんね、本は好きそうですよね。名前も目録だし。
名前はさておき、図書委員だからってみんながみんな本が好きかと言うと違うと思いますよ。俺は。ちょうど本なんか全く読まないくせに図書委員になったやつ、同じクラスに居ますし。
おっと〜、二年一組ではひと笑い起きていそうですね〜。でもま、一概に本好きと言っても色々居ますからね。本の中身が好きなら、電子書籍でも問題ないはずですし。
俺は電子書籍と本どっちも買ってますね。使い分けって言うのかな。すぐ売っちゃうような本は紙の本で処分しやすいようにして、いつでも確認する教材とかは電子書籍で購入してます。まー、貯金バトルさんの言うように、本当に好きな小説とかは紙の本で読むのも好きです。人に貸せますし。
使い分け! 確かに〜。紙の本には貯金バトルさんの言う通り、重みや質感という良さがあるし、電子書籍には媒体さえあればどこでも読めるお手軽さがあります。どちらも使い分けて良いところを取るってのが、どちらも否定しない、棲み分けを作るカギなのかもしれません。
うまくまとめましたね。
ありがとうございます!
そうすると、紙の本は本屋がありますけど、電子書籍ってのは本屋には無いですよね。
いつでも読めて、いつでも買えるってのが電子書籍の良さですけど、逆にデチューンをして、『ここだけしか買えない』、『ここだけしか読めない』電子書籍ってのがあっても面白いかもしれませんね。
うん? というと?
例えばその場所でのみ使用可能なタブレットで、そのタブレットに入っているアプリのみで読める小説、みたいなのがあれば、読みたい人はその場所に行くしか無いですよね。そういうサービスがあったら人を呼ぶことができるのかもしれません。ちょうど図書委員でもそう言ったことを計画中なんです。
はは〜、いつでも読めるから、いつでも買えるからこそ、今行かなくてもいい状況ってことが生まれがちですね。それを逆手に取っているってことですかぁ。
はい、例えば有名な作家の本はどの本屋でも買えます。電子書籍でいつでも読めるでしょう。でもこの椿ノ峰高校で、趣味で小説を書いている生徒の書き立てほやほやな小説は、現時点では彼ないし彼女の友人しか読むことが出来ず、きっと出版などはされないので、誰にも読むことはできないでしょう。でも、それを図書室でだけ読むことができたらどうですか?
え! 読みたい! ってなる生徒がいるかもしれませんね!
本読まないってのに正直ですね。自分では読むとは言ってない。
ボクにはボクのいい所がありますから。本を読むのは苦手だけど、人と人を繋ぐのは好きだし得意ですよ。本と本好きな人を繋ぐことに、ボクも協力したいと思います。これを聞いている本好きな生徒のみなさん! 図書室ではそういった活動をしているようです。もし気になる人はお近くの、各クラスの図書委員に聞いてください!
あ、もちろん、読みたいよって人も大歓迎ですが、書きたいよって人も大歓迎です。文字数、ジャンルは問いません。公序良俗に反しない範囲なら殺人事件ものとかもセーフです。
公序良俗に反しない殺人事件モノって矛盾してません?
推理小説の範囲ならセーフってことですかね。そこら辺は一応、先生にも検閲チェックはしてもらいます。あくまで図書室というコミュニティ限定で読むものですから。
これで普段本を読まない人が興味を持って、本を読みたくなる人になるのも面白いですね。
普段小説なんて書いたことの無いような人が、小説を書いたりしたら、それもまた面白いと思います。
そうだなぁ、棒田ストライプのラジオ裏話……みたいなモノでもありですか?
良いじゃないですか! 読む人がいるかはわかりませんが。
辛辣〜!!
あ、書いたらもちろんこちらの放送でもお知らせします。気長にお待ちください。貯金バトルさんも気になったら読みに行ってはいかがですか? もちろん、『家に本を置くスペースが無くて本を買えない話』を書いてみることもありだと思います。
読者からの感想もそのタブレット端末内で共有し合えるようにしますので、書き手の人のモチベーションにも繋がります。もしかしたら貯金バトルさんと同じように紙の本が好きな人との輪が生まれるかも?
最初に話しましたが、この活動こそ、クラスや部活動の垣根を越えた、新しい交流のカタチだと思います。目録くん、今日は面白い話をご紹介いただきありがとうございました!
いえいえ。生徒の質問への対応などの図書委員の仕事を増やしたような気もしますが、この活動を楽しみにしてくれる生徒のために頑張りたいと思います。二年一組のもう一人の図書委員もサボらずに協力してください。お前だぞ? 逃げんなよ!
ははは。熱いラブコールもそこそこに。
それではそろそろ昼休みも終わります。みなさん、次の授業のご準備を〜。それではまた明日。
今日のお相手は棒田ストライプと?
目録 縁でした。
楽しかったです。ありがとうございました。
はーい、それでは、みなさんご一緒に!
お昼ご飯、ごちそうさまでした!
ツバコーラジオ ぎざ @gizazig
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