「な……なぜリポグラムを!?」キャプションを読んでまず愕然としました。特定の文字を使わない縛りの小説、読むのは初めてです。
そして読み終えてみて、この落ちのためにリポグラムとパンドラだったのか~と納得。面白いことを考える人がいるものですね。世界は……広い!
「刑事事件を担っている課の刑事」「シレディンガーの猫」などなど、リポグラムによって発生した特殊な文字列に加え、自分を無形文化財と称する主人公、お菓子ほしさに上司を呼び出す部下と、ハリセンがいくつあっても足りない抱腹絶倒のコメディでした。ことあるごとに、スパーンスパーン二人をしばきたくなりましたね。いや、頼むからハリセンください。
大変笑わせていただきました!