第15話 かきおえて 私の働き方改革
当初は私のように注意欠陥・多動性障害(ADHD)や鬱に悩む方々に少しでも自身の体験を役に立てたいとの思いから三カ月ほどパソコンに向かい書いてまいりました。
執筆中においても著名な方の自死による訃報が定期的に耳にする世の中で、多くの尊い命が消えていく悲しい現状思うと、この作品の必要性を改めて感じるようになっていきました。
私は幸い自分から死を選ぼうとした事はありませんが、希望の持てない日々に苦しみました。
そんな時に垣根などない大空の下。
折れてもなお、横枝を伸ばして空を目指す木であったり、路地の草に花が咲いている所を見つけてはそのたくましさに励まされ、あやかりたいと祈るようになりました。
昨今、戦争や地球温暖化など人類は様々な問題を抱え、大切な物は何かとゆう問いの答えを見つけなければ生きていけない世の中になりつつあるような気がします。
今、私たちに必要な事は何でしょうか。それはみんな分かっている事なのではないかと思います。
インターネットの普及により自分の意見を発信しやすくなりました。しかし、その意見がストレートに出せない社会性が作られ、当たり障りのない意見しか発信しづらい世の中になりつつあるのも事実だと思います。
そのためには一人の命を大切にして、自分の命も同じものとする。
私の体験した東日本大震災の頃、盛んに言葉にしていた『恩おくり』。人に恩を贈り、貰い返せない時は他の人に返す。そんな世の中が実現できればどんなに生きやすくなるだろうか。
どんな人でも周りにはきっと同じような思いの人はいて、その出会いから明るい未来が開けるはずです。
最後にもう一度、
ストレスに押しつぶされそうな日常の中でほんの一瞬でも想像し、明るい心の流れ道を作れたならば暗い気持ちは解消されていくはずだと私は信じています。
昨日の私より良くなっている。すべては起きている事はただの出来事でしかなくて経験こそが明るさを生み出す源なのだからと…
令和5年3月2日 阿部 四郎
『私の働き方改革』 適応するってなんだろう 阿部 四郎 @shift-change
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