それは歪んだ愛かもしれないけれど、でも恐ろしいまでに、美しかった。

村の者から疎まれている鰍(かじか)という少女が、山蛭様(やまひるさま)と呼ばれるあやかしと出会い、通じ合っていく物語です。

描写がとても丁寧で、しっかりとした文章でお話が運ばれてゆきます。残酷な世界の中で紡がれていく鰍と山蛭様の愛に、思わず胸打たれます。

人外×少女、敬語キャラ、グロテスクな描写……辺りが好きな方には、特におすすめです。ぜひぜひ読んでみてください。

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