八方美人という罪

人間は一生をかけてやっと誰か一人を幸せにできる。
その程度の存在なのだ。
だからこそ、まず貴方の隣人を大切にしなさい。

これは私が好きな格言で、人生の真理だと思っていたのですが。
当然ながらその真理は時代や世代が違えば通用しなくなっていくもので。
まったく異なる価値観を胸に生きていく人も居るものなのです。
例えば、この作品の元カレみたいに。

万人に優しくするのも大変でしょうに。
いや、もしかすると誰かに優しくされる事の大変さを知っているからこそ…努力を怠らないのか? それとも、そこには打算でない天性の何かがあるのか。
それって、まさか、本物の博愛なの。

人間関係について色々と考えさせる深さがあります。
愛について知りたい貴方へ、お勧めです。