宴
李漢国の王は大の酒好きであった。
どんな国益も酒を買うのに使う有り様だ。
弟王が兄を諌めても止める事はなく、「俺に飲めない酒は無い」と豪語するほど。
酒を振る舞いながら弟王は王に箴言する。
「ならば鴆の酒は飲めるか?」と。
王は「無論」と勢いよく飲んで、死んだ。
宴安は鴆毒と申します。
15分の即興小説 etc @sait3110c
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