つくられた世界の「真実」とはなにか

現実的にありそうなリアリティのある世界観がとても緻密に描かれています。

特殊なデバイスを経由して、仮想現実と現実がほぼ一体となっているような世界は、便利で非常に都合がよく、そして、それゆえに失われていくものがあります。

なんでも自分の好きなようにつくれてしまうがゆえの「真実」とはなにか？

文明が進むがゆえに失われいく生身の人間性への問いかけは、哲学的なテーマすら匂わせます。

今の公開分の後半で、物語が動き出しそうな気配があり、先が楽しみです。