第16話 ミアとエリンがパーティーに

「実は……ギルドの所有していたミスリル鉱山をダークゴブリンに奪われてしまいました。ぜひヘルファイア様に依頼を受けていただきたくて」

「ミスリル鉱山か……」


ミスリル鉱山はグインランドの重要な産業だ。

ミスリルは貴重な魔法金属で、あらゆる魔道具を生み出すことができる資源。

グインランドでは他国へ高値で輸出している。

それがダークゴブリンに奪われたとあっては、王族として見過ごせない。


「ダークゴブリンは知能が高く、魔力も強いです。並大抵の冒険者では歯が立ちません」


普通のゴブリンはFランクの魔物だが、ゴブリンの上位種であるダークゴブリンは、Bランクの魔物だ。

つまり、Bランクの冒険者でなければ勝てない。


「俺ひとりじゃ厳しいな」


強化値+999の鋼の剣を使って、たとえ一撃でダークゴブリンを倒せても、俺自身はレベル3のFランク冒険者だ。

ダークゴブリンの攻撃を受ければ即死で間違いなし。

しかもダークゴブリンは集団で攻撃してくる。

1人で行くのは自殺行為だ。


「……パーティーを作るしかないな」


豚暴君で評判の悪い俺と、パーティーを組んでくれる冒険者がいるだろうか……


「ご主人様!ここにいたんですか!」

「アスラン様……冒険者になったのですか?」


この声は——


「ミア!エリン!なぜギルドに?」


まさかあの2人がギルドにいるとは思わなかった。


「アスラン様がギルドへ行ったとヤマト様から聞いて、急いできたのです。まさかソロで冒険者をやるつもりかと心配になって」

「ミアを置いて行くなんてひどいです!ミアはいつもご主人様のおそばにいます」



_________________________________________

【★あとがき】


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下級貴族の俺が、豚暴君に転生するなんて〜このままだと革命によって処刑されてしまうので、回避するために頑張った結果、隣国の王女様に愛されて人生大逆転です〜 水間ノボル🐳@書籍化決定! @saikyojoker

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