第3話 期末テスト勉強

さあ、もう期末テストまであと2日。みなとくんは、図書室で放課後、勉強しています。


「国語は、枕草子に関するテストが範囲だし、

え~と、

はるはあけぼの。やうやう白くなりゆくやまぎわ、すこしあかりて、むらざきだちたるくものほそくたなびきたる


~んで、やうやうは、だんだんという意味があって、これは、テストに出るっていってたしな~」


みなとくんは、国語のテスト勉強を30分ぐらいやって、休憩へ図書室の外へ出て、校内を歩いていました。


『おっす!みなと~~』


ここで、部活仲間の山西健太郎に出合いました。僕は、彼と会えば、話すようなそんな友達です。


「やあ、健太郎、勉強してたの?」

『いや~、なんか退屈で、抜け出してきた』

「そうなんだ。でも、もう明後日がテストだよ。もし、分からないところがあったら教えるからさ」

『それは、ありがてーなー。

あれぇ~。みなとくん、中間テストでは、平均ぐらいの成績だったのに、人に教えるくらいまで勉強したの?』

「色々あって、勉強しているんだ」

『色々って?』

「お父さんから勉強の話を聞いたり、友達に勉強を教えたり・・・」

『ふ~ん』


何かニヤニヤして、山西君は、みなとくんをみつめています。


『友達ねぇ~』

「僕だって、友達いるんだよ。もちろん、健太郎も友達だよ!」

『そうだね。俺たちは、友達だな!』


こんなとりとめのない会話をしながら、健太郎とは、わかれました。


その後も、みなとくんは、勉強して、帰りました。


さあ、期末テストまであと2日。頑張れ、みなとくん!




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