第6話 期末テスト3日目午後
さあ、みなとくんは、午後の場活動に出かけます。
よくよく考えると、今は、6月下旬で梅雨が終わろうとしています。つまり、じめじめした日や雲一つない青空の日があるわけで、今日は、最高気温32度の真夏日です。運動すれば、汗をかき、水分と塩分補給が必要ですね。そんな日の午後、みなとくんは、部活動を始めます。
「最初は、校庭外周5週かぁ。といっても、外周は、大きい学校よりは、短いからと思って、やらないと、モチベーションが持たないよ。」
みなとくんは、どうやら、期末テスト終わり、つまり、しばらく運動していない中、急に体を動かすことに対して、何かしらの理由を探して、走っているようです。今にも、倒れてしまいそうなみなとくん。倒れないように途中でスポーツドリンク飲んでいいからね。頑張れみなとくん!
ようやく、外周を走り終えたそうです。みなとくんは、冷たくされたペットボトルを脇に挟み、濡らしたタオルを顔において陰で休んでいます。もう、部活動をやり切った感が満載です。しかし、部活動は、これからも続きます。
「出島先輩、もう少し休んでもいいですか?」
『おお、森藤、ずいぶん疲れているな!もう倒れそうだから、もう少し、陰で休んでおけ。自分で体調管理を整えることは、もちろん重要だが、もし自分でどうにもならない場合は、俺とか他人に相談するんだぞ!』
「お心遣いありがとうございます。では、もうしばらく休みます。」
出島先輩は、優しく答えてくれました。やはり、先輩は、人に適切なアドバイスをくれるいい先輩ですね。僕もこのような先輩になりたいと思います。ですが、まずは、自分の体調管理を整えないといけません。
「あと、20分横になろうっと」
みなとくんの顔がよくなってきました。もう、充電いっぱいで次の活動に移りそうです。
「よ~し、みんなと合流して、基礎トレやるぞ!」
どうやら、他の1年生と混じって、活動を再開するようです。
ここで、ソフトテニス部の1年生について少し、話しておきましょう。1年生の所属部員数は、8人です。今年は、意外と多いって先輩が言っています。つまり、クラスメイトの4分の1がソフトテニス部員です。ですが、みなとくんは、山西健太郎くんぐらいしか親しくないです。でも、他の人と話そうとは、思っています。
「健太郎、僕も、今から基礎トレに参加するよ」
『待っていたぞ!みなと!今から、みんなで反復横跳びやるからな!』
「うん、分かったよ!」
どうやら、みなとくんは、反復横跳びをやるようです。みなとくんは、実は、反復横跳びは、苦手です。ですが、ソフトテニスにおいて瞬発力は、必要なので、反復横跳びは、いい練習だと、先輩から聞かされていました。だから、みなとくんは頑張っています。
その後も、先輩の打つ姿を見ていました。
出島先輩が1年生を集めます。
『今日は、ラケットの打ち方と振り方を教える。一様、先輩たちが基礎的なことを教えるが、これだけを信用しては、いけない。本を読んだり、動画を見たりして、自分でフォームを研究するんだ。その際、テニスノートをつけて自己分析するといいぞ。もちろん、俺は、やっているぞ!では、今から教えるぞ!ラケットの持ち方は、イースタングリップとウエスタングリップがあって・・・・・』
出島先輩が全体的なことを言った後、3年生たちが1年生たちに丁寧に教えてくれました。
「難しいけど、一歩一歩頑張ろう!」
みなとくんは、決意を胸にその後も山西君と話し合いながら、練習を続けました。
みなとくんは、達成感と疲労感を感じながら、部活動を終えました。明日からも頑張っていこう、みなとくん!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます