第5話 期末テスト3日目午前
さあ、今日は、期末テスト3日目、そして、今、最後の科目、美術を終えました。
「最後の美術のテストは、まあまあかな?明朝体とゴシック体の特徴を述べなさいという問題は、先生が「絶対出るから覚えなさい」って言って、覚えて、ちゃんと書けたし。うん。」
みなとくんは、やり切った表情です。
『おっす!みなと~~』
部活動仲間の山西健太郎くんがみなとくんに話しかけました。
「やあ、健太郎、どうしたの?」
『テスト、終わったじゃん?だから、もう、午後から部活できるじゃん。つまり、午後の部活楽しみっていうこと。』
「ああ、そうだね!ところで、テストは、どうだった?」
『楽しい気持ちを踏みねじらないでくれよ!テ、テストねぇ~、まあまあかな?』
「それなら、良かったね。僕は、てっきり、あのまま勉強せずにテストに臨んで、撃沈したかと思ったよ!」
『そ、そ、そんなことない、ないはず。うん。』
「それじゃ、また、後で~」
『また後で~』
みなとくんは、一旦、家に昼食を取りに帰ります。
その途中で、
『森藤君~』
相川さんが森藤君を発見しました。
「相川さん。テストお疲れ様!」
『そうだね。私は、テストは、まあまあできたかな?
でも、今日から合唱部として文化祭の練習を本格的にやり始めるから忙しくなるよ~』
「そういえば、相川さんは、合唱部だったね。頑張ってね!応援しているから!」
『ありがとう!』
「クラスでも、一つ合唱曲を歌うはずだけど、何だったっけ?」
『マイバラードだよ。っというか、一学年、一クラスなんだから、ある意味、学年合唱だよ!』
「そうだね。ところで、さっきは、さらっと流しちゃったけど、相川さんたち合唱部は、何を歌うの?」
『内緒。。。楽しみにしてね!」
秘密っこというように妖艶に笑う相川さん。
「分かった。楽しみにしておくよ!」
にこっと笑う、森藤君。本人は、無自覚かもしれませんが、その威力は測り切れません。
『うん。それじゃ、またね~!!』
「またね。相川さん」
何気ない光景ですね。みなとくんは、家に帰って、ちゃっちゃと焼きそばを作って、部活のために学校へ行きます!
午後の部活動は、どうなるかな?頑張れ、みなとくん!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます