第10話 別れ 2 最終話

私は 家へ と 帰えってきて、

母と父と私の 3人で 話し合いをする事を 約束すると その日は もう 疲れていた為 自室へ 戻らせて

もらうことに して 自室の部屋へ と 向かう 道中


おじいちゃん と 出会う ことに


「… 帰って … 来たんか … それ なら もう そんで ええ…… 良かっ た ……」

おじいちゃんは そんな感じの 事を言ってくれるも


私は 一言 「…… うん…」


ホントはもっと何か 気の利いた 言葉を 伝えたかっ た 心配か けて ゴメン とか…


でも 言葉は 出なかった…


もう 喋る 機能を 失いかけている

私の 口からは …… 今はコレが 精一杯だった…


少しは 寝てはいたが 寝ていない分で 眠いけど


いや 今後の 悩みが 多過ぎて ぐっすりと

眠ることは 無理だろう


とりあえず 1人になりたい… 部屋に行こう


おじいちゃんが 前に 使っていた 今の

自分の部屋へ と 階段を 上がって


部屋の鍵は 一応 締めて


私は、自分のベッドの布団へと潜り込み

直ぐには眠れないだろうけど目を閉じた。


一応、左手首は 病院には 行って いないけど

包帯は 巻いて 貰った。


今も、薄く よく見ると 3本くらい 傷跡が

残っている。


名誉ではないけど 私の 人生の 痕 が


その後は 3人で 話し合い


会社の人にも惜しまれ引き止められはしたが、

何とか言葉が想いが伝わり、無事に?その時の

職場を辞める… 退職する事には成功した。


その為か肩の荷が下りてか気は楽になれた。


その後 直ぐには、 仕事は出来なくて…


しばらくニートの期間を決め込むも


時間が経過すると、また仕事に就くことは出来た

アルバイトから…


そこのバイト先とかではナイのだけど

別の出会から


恋人が 出来る。


2年程は付き合っていただろうか…


その少し前くらいだろうか?


おじいちゃんの 病院への 入院が決まったのは…


もう 身体は ガタがきていて…


呼吸をするコトすらも、人工呼吸器ナシでは

ままならない


そんな、おじいちゃんを見るのは


私は、とても辛く 目を そむけてしまう ……


病院へお見舞いに行ったのは


何回だろう ? 3回 か 4回か …


私の時間も あるし おじいちゃんの

姿を見に行く その勇気が ナカナカ出なくて…


お見舞いに病室に行った時も


まったく 言葉が … 出なく 何を話しただろう


他愛もないような話しだったのかもしれない


その頃の自分の心の中では

何か足りて ない … そんな モドカシイ気持ち

だけが 常に頭に付き纏っていた


もう おじいちゃんは、そんなに長くない事は

両親からも聞いていて知っいるのに…


会いに行く度に衰え会話をすること

すら もう … おじいちゃんには殆ど出来なく…


私を 見て 「 ハア ハア わし は も う あかん … 元… 気 で やっていきな ……」


「 … う ん … わか っ た …大丈夫だから」

安心して心配しないで などと… 気の効いた

言葉が言えていたらホントは良かったのだと

今は考えられるけど


それでも その時は 後に 続く言葉は

何も 言えなかった…


私は、こんな時に相手の人に掛けれる言葉は

持ち合わせていないし 、それに

おじいちゃんは、もう私を見るだけで考える

コトすら、苦しさでままならないのじゃない

のだろうか?そのように考えてもいたコト


後は、私自身が歯の浮くような言葉が

気恥ずかしくて口では言えない性格も影響した。


入院してから2ヶ月くらいが経過して

おじいちゃんと最後に会った日から

1週間が経過したか、しないかくらいに

主治医の人から連絡が入り


おじいちゃん は 息を引き取っていた


私の 誕生日 の少し 前の 夏の日


哀しくは あったが 涙は出なかった


わかって いたことだ


苦しんでいた頃のおじいちゃんを見るほうが

私には辛かった 、今は やすら かな

穏やかな 顔をしていて… その方が私には

安心が 出来た


そして おじいちゃんの 遺体を 病院から

引き取って 家まで 運び 布団の 中へと

移動させる


それから親戚の人が家に何人か集まって


眠っている おじいちゃん に


別れを 挨拶 を 告げる


その時 1番 泣いていた のは 、


お父さん の 弟 の おじさん 、その奥さん

だった… その人が おじいちゃんの亡き骸の側

布団越しに泣きじゃくてるのに…


涙一つ すら 流すこと の 出来ない 自分自身が


心の奥底では、悔しくて…

そして なさけなくもあった…


ワタシは、おばさんの事もモチロン大好きで

凄く優しくて、感情を表に表せる、素晴らしい人

であると、そんなおばさんだから、私が好きな

おじさんも、そんなおばさんの優しさが好きに

なったんじゃないかな?


おばさんのその行為は自然で 全然 当たり前の

コトだと思える。好きな人が亡くなれば誰だって

悲しい筈だし


ただ本音と建前を使い分けて人に相手よって

自分を演じて生きているような人種の私には、


それは度し難い コトで…


選択肢が生まれ感情を表に出すことは無く

泣きじゃくる人の様を見て逆に理性を保って

冷静になるコトも出来て感情を抑え込めた。


もう、そんな考えを持ちえているだけで打算的で

もある。そう自負している。場によって感情を制御できる方法を心得ているのだから、、、


おじいちゃん を 誰より も 世界一 愛していた


のは 絶対に ワタシ だ っ た


ほんと 悔し い 気持ち は ある のに


そんな人の 泣く姿を見て 冷静になれてしまう

自分自身との 葛藤…


私は その日 1人 部屋 に 帰る も まだ 涙は 出ない

いや 出さないのだ 今 その必要性はないと そう

判断したからだろう?


そして 次の日になって その夜に


車 の 中 で


独り 泣きじゃくっ た


1日越し の 私の 泪 だ


どうだ 私だって 泣けるんだぞ


そう 1人で 粋がって 自分が 涙している

そのコトが 俯瞰すると 滑稽で 少し 笑いもした。


これ も 今 考えると 罪の意識からか? 結局

おじいちゃんが死んでも 泣かずに いられてしまう。自分自身に嫌気がさしたり、人前で泣ける人への羨ましさや そう出来る人の嫉妬?

人前で涙を見せれる人の方が… 私には優しい人

に映る。そう考えると私は、なんて冷たい

人間なんだ… よくそう思っていた


と 思うと 自己嫌悪 で 悔しくて 情けない …


今の私なら、これですら肯定するコトはできるし


↑ 全てのことがらもホボ否定はしない


否定する 事は 自分自身の 最終決断の 判定

審議の 1つに過ぎなくて


自分裁判も手持ちの 知識で 意見は わかれる。


基本的に 矛盾が 生じれば 裁判は おひらき


これを執筆している時は、思い出して

泣いたりもしていました(^^)


あ 私 まだ 人間でした ♪ 感情あるじゃん ♪


なんてね


まあ こんな 私だから 感情の動きには 少し

うるさくもなる。しかし 感情の押し付けや、

押し売り、否定も基本的にはしたくない。


今の私は、辻褄が合っていれば大体が

納得できます。その時の精神の状態や

体調、脳の疲れ具合も考慮に入れた上での

己の判断基準も持ちえていますので。


私は過去に 何一つ 後悔はナイ!訳ではありません

けど w それは所詮 結果論であり


終わった過去の出来事に後悔はしても良いけど

過去は戻らないので引きずり過ぎてはイケナイ

と、そう考えます。


そして後悔した後で、今すべきだと思う事を

探し 見つけ 導き出すのです。


m(_ _)m この 旅は 誠に この物語 の 旅を

お読み頂きまして、ハートください ました方々

★コメント下さった皆さま誠に有難うございました


10話は ホボホボ 修正完了ですが

まだ確か 7〜9話くらいの 修正は

まだ だったかと … (つД`)ノ わ〜ん


最後に締め! 私は今幸せです。この作品楽しめなかった方はゴメンなさいm(_ _)m

そして おじいちゃん こんな私を

許してね ( •ω- )☆



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涙 の 訳、(R16以上推奨) すみか@小説家 @a48924892A

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