血のつながりの中でとくべつに甘い存在。だけれど歳をかさねると、たまに離れたくなったり、やだなあと思う成長期の自分の心がその存在を遠くしてしまったり、してしまう。ちょうど就職をして頑張って気持ちがパンパンの時期に主人公におとづれてしまうこと……その涙にはその人にとって大切な人が、その人の心に手渡す二度とはない贈り物があるのかもしれません心に善く残ることが、ここに、描かれていました。