【短編】織田信長VS明智″鮫″秀~本能寺デスマッチ~

MrR

織田 信長「明智 ″鮫″秀ってなんなんじゃ……」

 Side 織田 信長


 =真夜中・本能寺にて=


「クソ、オッキー(沖田)にきられた。やっぱり何度も本能寺焼き討ちされとるし、なんだかんだで生き延びる思われてんじゃろか」


 そう言ってスマホを切るワシ。


 ワシはこう言う時のために用意したチェーンソーでサメ兵士をバッタバッタと斬り捨てる。


 明智 鮫秀の配下も鮫かいな。


 つかなんやこの状況。


 誰や明智 鮫秀って。


 これならまだ光秀の方がマシじゃ。


 まあ愚痴を言うても始まらん。

 これでも第六天魔王の異名を持つワシ。


 その気になればイオ〇ズンやジゴ〇パークぐらいは披露出来るぞ。


 そうしてどうにかこうにかしてサメ兵士を倒し切ったワシ。

 地味に強かったわ。


「どうも、明智 鮫秀です。天下統一しに来ました」


 そう言って鎧兜を身に纏った明智 鮫秀が現れた。

 手にはチェーンソーを持っている。


 鮫もチェーンソーを使う時代か。

 何かもう状況的にB級映画的なアレやけどこれは真剣勝負。


 互いのチェーンソーをぶつけ合う。


 てかこいつ光秀より強うない?


「流石、織田 信長!! 強い!!」


「これでもワシ、バリバリの武道派じゃからな。一人でも強いんよ」


「それでこそ挑みがいがあると言う物」


 互いに言葉を交えてより一層激しくチェーンソーをぶつけ合う。

 そして決着は――


「グハッ!?」


 明智 鮫秀のチェーンソーを破壊する。


「まさかこれ程とは――流石は織田 信長――」


「ワシの評価どないなっとんのや――」


 エゴサとかした方がええんかいなとか思ったりもしつつ明智 鮫秀をどうするか考える。


 そして――





 =昼・新選組の屋敷にて=


「で、なんで仲良くなってるんですか?」


 沖田が当然の事を言った。


「どうも、明智 鮫秀です。殿の家来になりました」


 丁寧に挨拶する明智 鮫秀。


「いや~何かこう、戦いが終わった後、色々と意気投合してな。こうして配下に加える事にしたんよ」


「鮫秀は信長様に一生ついて行きます」


「また光秀さんに焼き討ち食らいますよ?」


「まあそれぐらいは許したるか。それに光秀は焼き討ちしてこそ光秀な部分があるからな。大目に見たるわ」

 

「光秀さんどう言う評価なんですか?」


 光秀は焼き討ち芸人で信勝は反乱芸人かな?


 まあともかくこれでワシの天下も安泰かな?

 

 アレ? なんかフラグたった?


 END

 

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