民俗ホラーの新たな名作

近年注目を浴びた作品として『Aマッソのがんばれ奥様ッソ!!』や『このテープ持っていないですか?』、また『このテープ〜』の制作にも関わった「梨」さんのSCP作品である『けりよ』、『しんに』など…。民俗ホラーを含みつつ、モキュメンタリータッチで描かれるこれらの作品は怪異が私たちのすぐそばにいるのではないか?というリアルを伴って徐々に恐怖への沼へと落とし込んできます。
この小説もひとつひとつがバラバラの時系列ながら少しずつ共通点が明らかになっていき、とある場所に関連していることが分かります。描写も自分たちが実感できてしまうようなジメジメとした感触を覚えてしまいます。リアルタイムで追えることに感謝しつつ、この作品を味わいたいと思います。
見つけてくださってありがとうございます。