【エッセイ】１月？からカクヨムコン9に向けて書いたらどうなるのかやってみる

第85話 悔しい最終回

　自分だけ1000万円貰えるボタン。

　自分以外の周りが1000万円貰えるボタン。

　貴方はどっちを押す？

　私は後者のボタンを押す。

　幸福度の数自体がそっちの方が多いからだ。　

　昔の2ちゃんねるスレッドにあった記事である。

　2ちゃんねらーは圧倒的前者が多かった。

　当時のネットに書き込みをする層が、誰かが特をするというのが許せない、または自分が良ければそれで良いという意見が多かったが、数人は全体の数字を考えて後者を選ぶ私と同じ意見の人もいた。

　しかし、前者の気持ちもわかる。

　自分には何も得られず、誰かが喜ぶ姿を見て、一緒に喜べる程出来た人間ではない。

　悔しいとすら思う。

　きっと全体の数値も、自分を納得させるための言い訳の1つなのかもしれない。

　世の中は誰かが損をしたり特をしたり、偏りが発生するの当たり前で、このスイッチは多かれ少なかれ、誰もが回ってくる物なのではないかなと昔から思っている。

　自分が特をするか。

　誰かが特をするか。

　その2択が時折流れてくる。

　私の人生も良くそれが流れて来た。

　そして後者を選ぶ事が大半で、そっちの方が自分にくるよりも周りが上手く回せる事が明確な事が多かった。

　ただ、たまに全力で自分の利益を追う時があり、その時は周りの皆から「お前は変わったな」と言われることが良くあった。

　その時は誰だろうと腹がたった。

　私は元々善人では無い。

　私は全体の利益を求めつつ、自分の利益も求める貪欲者なのである。

　中間受かったよとか落ちたとか特別賞もらったとかの報告がおさまってきて、ようやく落ち着いてきて心の平穏が訪れてきました。

　これだけ落ちて発狂したのは、それだけこの1年間頑張ったからだと思います。

　前も言ったような気がします。

　とりあえず、結果からいうと時間をかけても上手くはいかず、凡人は天才とインフルエンサーには勝てないということになってしまった。

　残酷な現実を見せつけてしまった。

　勝がれば負けもある。

　私は負けた。

　認めるしか無い。

　私が1年かけて作った作品より、数ヶ月で作った誰かの作品の方が世間的に価値があったというだけの話だ。

　認めるしかない。私の1年はこのWEB小説上では価値がなかったのだと言うことを。

　全力でやって玉砕した。

　今回1割の人間が勝ったので残り9割の負け組の人間なのである。

　悔しい。

　めちゃくちゃ悔しい。

　ここまで悔しいと思った事は無い。

　気持ちの整理がつかないぐらい悔しいと思ってる。

　でも、これだけ感情をかき乱せる事は社会にはない。

　会社でも、こんな感情にはならない。

　こんな子供じみた気持ちに、大人になると制御してしまうからね。

　はあ……グジグジ言っていてもしょうがない。落選して自分が今悔しいと思っている事を受けいれている。

　これを燃料に、新しい作品を作っていこうと思います。

　自分が小説を書くことに対して真剣である事が自覚出来たことが、今回の1番の報酬だと思います。

　消化も昇華もしていないけど、よく燃える燃料は手に入れたのでこれから頑張っていきます。

　とりあえず、このエッセイはここまでです。

　1年ちょっとの間更新しましたが、皆さんお疲れ様でした。

　私の中のカクヨムコン9はここで成仏させておきます。

　読んで頂きありがとうございました。

　悔しい！

　どうしても悔しいので最後に、今回カクヨムコンで中間突破した人には、私から何も言わないことにします。

　他の人達からどうせちやほやされるから、勝手にTwitterとか近況ノートで受かったよ報告してニヤニヤしていてくれ。

　良かったな。

　私は負けた多い方へ賛辞を送る。

　今回落ちた人達。

　読まれない中、本当に良く頑張った！

　上手くいってる声の大きい人達の中で、発狂しそうな気持ちを抑え、それでもくじけること無く！

　そして、淡々と自分の作品と向き合って、少なくも読んでくれている人達の為に書き続けて！

　本当に偉い！

　本を売っている人物を作家と呼び、そうじゃない奴は作家じゃないと宣っていた商業作家がいたが、そんな誰かを攻撃する言葉を平気で吐く物書きに価値なんてない。

　そんな奴の素人の私と同じレベルだ。

　私だって攻撃して怒られた。

　何かの為書き続けたその貴方の姿勢と心意気は、誰がなんと言おうと立派な作家だ。

　少なくとも、私は今回落ちた人達も立派な作家である私は思ってる。

　少なくとも、私の視点からそう思っている。

　悔しいと少しでも思った人達は、もうすでに作家だ。

　世間から認められなかった物でも、今回頑張った物に、自分の作った物に誇りを持って良い。

　良く頑張った！

　本当に偉い！

　腐らず、次も全力で頑張ろう！

　受かった人も受からなかった人も、

　ここまでこのエッセイを読んで頂き、本当に本当にありがとうございました！

　以上、解散！

　あ、近況ノートにも大衆向けお疲れ様記事を書きました。