おまけ

「塩タン!!」



「はい。塩タン」



「あーん!!」



「はい。あーん」



「ビビンバ!!」



「はい。ビビンバ」



「あーん!!」



「はい。あーん」



「アッつい…!!」



「ごめんごめん」


睨みつけたら直樹が謝った。



「フーフー!!」


「はい。フーフー」


そう言ってスプーンに乗ったビビンバをフーフーする直樹を、私は直樹の太ももに頭を乗せて下から見る。



いい眺めである…


太ももの柔らかさを堪能しながら、私は直樹のフーフーしたビビンバを待つ。




この時の私は、再び直樹に流されることをまだ知らない。



人生で最大の決断を直樹の優しさに流されて…




おしまい

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