第11話 ニコ生でふわとろオムライスに挑戦!
私は今日もニコニコ生放送で料理放送をする予定だ。私はいつも午前11時ちょうどに予約枠をとって放送をしている。放送を急に始めると視聴者も用事とかがあって都合よくみることができないので、私は予約枠をとって放送をしている。コミュニティ人数もフォロワーもほぼ0にちかい底辺生主にとっては視聴者を集めるのも大変なのだ。有名生主なら放送を突然初めても数百人くらいはみてくれるかもしれないが、私みたいな底辺生主は10人くらい視聴者が集まれば良い方だ。今日の料理は、オムライスを作ることにした。卵がふわとろとろとろな、ふわとろオムライスを作ろうとしている。ふわとろオムライスを作るには卵が2個くらいは使った方が良いみたいだ。卵1個でふわとろはなかなか難しい。私は放送を開始する前に事前に材料の準備、調理器具の準備をした。私は料理の準備をして、ニコニコ生放送の放送開始ボタンを押した。この放送する直前が毎回、めちゃくちゃ緊張する。今日は視聴者がたくさん来てくれるかなーとか、コメントしてくれる人がいるかなーとか、コメントに的確に面白くこたえることができるかなーとか、料理がちゃんとうまくできるかなーとかいろいろ考えてしまう。しかし、いろいろ考えてしまうと余計、緊張してしまい、うまくいかないので、最近はあまり何もできるだけ考えずに放送を始めることにした。
私は放送を開始して、まずは画面がちゃんとうつっているかを確認した。問題なさそうだ。画質が少し悪い気がするけど、みれないレベルではなさそうだ。もしかしたらもっと良いカメラを買った方が良いのかもしれないが金もないし、とりあえず今日の放送はこれで始めることにした。次は音声のテスト。「あーあー、てすてす。マイクのてすと」。私は音声の確認もした。低いおっさんのような声がきこえた。音声も問題なさそうだ。しかし、自分の声は何回きいても嫌だ。もしかしたら、視聴者にはめっちゃ若いかわいい女性の声にきこえてるいる可能性もあるのでそれを信じて放送している。客観的に自分の声の評価は難しい。もしかしたら、自分の声は自分で思っている程、変な声じゃないかもしれない。もし、本当にかわった声だったしてもこの声は唯一無二の声で価値があるかもしれない。何事もポジティブに考えないとやっていけないのだ。
「マナです。コミュニティ人数20人の超底辺生主です。」私はいつものように自己紹介して放送を始めることにしている。「こんだけたくさん放送してコミュニティ人数20人って少な過ぎだろw」みたいなアンチコメントを期待して発言したけど、いつものように特にコメントはなかった。私は玉ねぎの皮をむきはじめた。玉ねぎの皮をむくのは私はかなり苦手だ。YouTubeの動画で皮むきのやりかたを検索して調べると、最初に、下と上の先の部分を切りとり、皮を下からむけば、うまく早くむけるらしい。私は実践してみた。すると前回10分くらいかかった皮むきが、いつもより早く皮をむくことができたのだった。
(続く)
デブでぼっちでコミュ障な私だけどニコ生で頂点を目指す! かじ(Kazi) @tosi145
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