最終話 オーク
今日は討伐だが、まずは通知だ。
『エピソードに応援 第1話』から『エピソードに応援 第7話』までの新しい表示は、7人だ。
今のカキヨムでの成績は。
フォロワー16。
☆26。
♡59/5。
累計PV228。
獲得PV34。
1リワード獲得。
剣鉈の試運転にゴブリン退治にやってきた。
最初は順調だったが、突如ゴブリンが湧かなくなった。
そして森から出てきたのはオーク。
くっ、オリビアだけでも逃がさないと。
「オリビア、逃げろ」
「あなたはどうなるのですか?」
「分からない。運が良ければ助かると思う」
「嫌ですわ。わたくし逃げません。仲間を見捨てて逃げるなど貴族の名折れです」
「オリビアは貴族だったのか」
「ええ、政略結婚が嫌で逃亡中ですわ」
話している間にオークは既に目の前だ。
2.5メートルを超える巨体。
分厚い胸板。
脂肪と筋肉の塊だ。
力と防御力が魔力で強化されているから、生半可な攻撃は通用しない。
「いつも通りで行くぞ」
「ええ」
俺が何とか勝機を見出して、オリビアが止めを刺す作戦だ。
俺は勇気を奮い起こしオークの前に立つ。
オークの得物は大剣だ。
だが、オークが持つと普通の剣に見える。
俺の剣鉈はまるで子供のおもちゃだ。
「グオオオ」
オークの叫び声が辺りに響き渡る。
「こなくそ」
俺はオークの足の小指を狙って斬りつけた。
オークは剣を薙ぎ払った。
俺は斬られた。
「バード! 許しませんわ。【呪い】」
オリビアから黒い霧が出る。
オークが黒い霧に包まれて、動きが鈍った。
見てる場合じゃ。
俺は斬られたのに血が流れていないのに気づいた。
シャツが斬られていて、そこから首に掛けたギルドカードが覗いている。
ギルドカードは折れていた。
これがあったので助かったのか。
ギルカありがとう。
君の犠牲は無駄にしない。
俺は立ちあがりオークの足の小指に斬りつけた。
「グガァァァ」
オークは痛みに悶えた。
唐辛子の粉を顔に掛ける。
よし目を潰した。
俺はオークの股間に剣鉈を突き込んだ。
「ギャャャ!!」
オークが痛みに崩れ落ちる。
俺はオークの首筋を斬って止めを刺した。
「はぁはぁ、オリビア援護ありがとう。スキルは呪いだったんだな」
「その言葉は嫌いですわ。口に出さないでくださいまし」
「でも助かった。何で嫌いなんだ。使える能力じゃないか」
「貴族の陰謀に使われたからですわ。おまけに呪いを破られるとわたくしに呪いが跳ね返ります。それを知っていて、家族は色々と仕事を請けてきたのです」
「ひどい家族だな」
「スキルを使うのを嫌がったわたくしを、上位の貴族の貢物にしようとさえしたのですわ」
「君は命の恩人だ。今度は俺が君の事を守るよ」
「バード♡」
「さあ、オークの回収依頼をギルドで出そう」
俺はギルドに行く途中に買い取り屋に寄った。
「もう来ないのかと思ったよ」
「婆さん、あれは売れたか」
「売れたよ。あんたの取り分は金貨50枚だ」
やった。
良い事は続くものだ。
リワードは4貯まっている。
1円玉が4枚出せる。
これを売れば大金持ちだ。
「オリビア、提案なんだが、田舎で暮らさない?。金貨50枚あれば畑を買える。ちょうどギルドカードも折れたしな」
「はい、どこまでもついて行きますわ」
俺の冒険物語は終わった。
小さな冒険だったが満足だ。
次回作?
『バードとオリビアのいちゃいちゃスローライフ』に決まっている。
最後に応援や読んでくれた人にお礼を言いたい。
ありがとう。
ここまでの事を『最終話 オーク』というエピソードタイトルで記して、完結設定にした。
――――――――――――――――――――――――
ほんとうは成り上がり最強物として、書いていく予定でした。
魔力の出番が来なかったのが少し心残りです。
それと通販スキルが役に立たなかったですね。
10リワードが遠い事といったら、駄菓子のガムとチョコも買えなかった。
計算では遅くとも4話目で買える予定だったのですが、うーん厳しい。
それと現地主人公と小説サイトは組み合わせが不味かったですね。
素直に転生物にしてけば良かった。
企画物は書くのは楽しいのですが、読む方はさほどではないと思います。
ですが、☆がレベルで、♡が魔力、フォロー数がお金というシステムは結構気に入ってます。
現ファンもいいなぁ。
ダンジョン物とかもいけそうですね。
成り上がり📘カキヨム無双~読者の力が俺の力になる。誰かPVを恵んで下さい。でないと何も買えません~ 喰寝丸太 @455834
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