このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(136文字)
いや、ちゃんと長編も書いておられるし、そちらの作品も素晴らしいのですよ。でも、短編のリズムの良さは毎回秀逸で脱帽してしまいます。今回も企画に応じての作品のようで、つまり与えられたテーマに沿って書くという、至近距離から的に当てる中で弾に曲芸させる、そういう荒業なのです。実は私も毎回参加したく頭をひねりますが、こちらの作家さんが秀作を出される陰で、アイデアが浮かばず断念していることを告白します。私が尊敬している作家さんのお一人の作品、是非ご一読を!