短くてテンポが良く、それでいてスッキリする、MVのような作品

セリフの軽妙さ、最低限にもかかわらずわかりやすい文章。SFとファンタジーが融合した外連味のある世界観。
この読後感を何に例えようか迷いましたが、「出来のいいMV」というような感想がしっくり来ます。
いい曲といい歌詞、そしてミュージックビデオの映像はたびたび1本の映画のような爽快感を与えてくれますが、この作品もまたそれにとても近い感覚が味わえます。
圧縮された文章で楽しませてくれるこの作品は、現代のweb小説の鑑といえるかもしれません。