まるで短編映画を見ているような没入感でした。この物語の根幹は美しく、悲惨な呪いです。薔薇に棘があるように、愛らしいモノにもまたナニカあるんでしょうね。読了後の満足感、エクセレントです。
SF×ロマンス小説を書いていきます。 処女作・中編「冷たいゆりかご」完結。 評価・レビューいただけますと光栄です!カクヨム未登録の方はTwitterの方へお気…
ためらいのない悪意が、呪いという溶媒によって、人々の心を染め上げてゆく。そんな狂気で自分の周囲がじわじわと侵蝕されてゆく。その圧倒的な恐怖を、序章から最後までごらんください。
ある日やって来た転校生。それをきっかけに、僕のいつもの日常は徐々に狂い始めていく。短編ながら、丁寧な描写で一気に引き込まれてしまいました。いつもの学校。そこから徐々に変わっていく周囲と忍び寄る…続きを読む
一文のなかに氷片のように散りばめられている不穏の片鱗に1ページ目からのみこまれます。視えている経験でしか書けないのではと感じる描写、言葉。ひたひたと暗闇に溺れさせるように現実でせまる見えな…続きを読む
本作は現代の中学校を舞台として、霊感の強い少年のもとに、一人の少女が転校してくることから始まる物語です。少女は瞬く間に女子の人気者となり、あるブレスレットを友人たちに配るのですが、それが彼の目に…続きを読む
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