はっぴ〜が過ぎる………嫌な人が出てこない。それだけで価値ある。もうずっと読んでて幸せだったし、この世界にひたってたかったです
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盲目の少女と彼女に惹かれた少年の一幕を描いた短編作品です。盲目だから雨の全てが分からない訳では無い。盲目だから星を一生知れない訳では無い。ハンディキャップの中にありながらも感覚の共有をはかろうと努力する微笑ましい作品です。ぜひ読んでみてください。
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少年少女の小さな冒険。少年にとっては意識もしない日常でも、少女にとっては意識しなければ認識しない世界。ちっぽけな勇気から始まり、二人の世界が徐々に広がる可能性。小さなミッション(?)を少しずつ乗り越え、究極は「青い鳥」を予感させるような気がしました。
すごく素敵で丁寧な、出会いのお話!雨雲の音や、星の光る音。どんな音が聴こえるのか、人それぞれににイメージしたくなる良い小説だと思います。静かな夜でも明るい昼下がりでも、たとえ冬空の下でも、この短編を読んで光と音に想いを馳せるひとときは、幸せな気持ちになれるのではないでしょうか✨
星を見に行く。それだけのことですが、ほの暗く美しく、そして瞬く星の声が聴こえてくる、そんな作品でした。木々の中を歩く2人の足音、森の声、星の囁き。なぜか《音》が聴こえてくる、不思議な作品です。
星を見るために村を出て歩き出した少年少女の物語。剣も魔法もなければバトルもスキルも能力もありません。ただ、星を見に行くだけ。それでもこのお話を読めば、2人にとっては特別な時間で、特別なことだということが伝わってきます。異世界ファンタジーではあるのですが、どちらかというと物語と呼びたい作品。短編ですぐ読めますし、とても心休まります。テンションを上げたい人ではなく、落ち着きたい人にオススメです。ご一読ください。