情景が目に浮かぶ表現力!

まだ途中までしか読めていませんので、そこまでの感想になってしまうのですが、とてつもなく筆力が高い作家さんで、毎話読む毎に引き込まれてゆきます。
一番好きなシーンが、雄三が雨の中をバイクで走り、衝動的な感情に飲み込まれそうになるも――とややヒヤッとする場面です。
台詞で語るのではなく、周りの景色・運転の仕方・雨が次第に強くなってゆく様で彼の葛藤がすべて表現されており、読んでいる側が「雄三の今の心情はこういう気持ちなのではないか」と想像する余地も残してくれ、本当に大好きなシーンで何度も読み直しています。
カクヨムさんで読ませていただいている作品の中で、一番「すごい作家さんだ」と感じました。
これからも応援しております!
素晴らしい作品をありがとうございます。

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輪廻の月