あとがき&なんの役にも立たなかったプロット公開

『追放上等! 天才聖女のわたくしは、どこでだろうと輝けますので。』をお読みいただき、ありがとうございました。


 書きはじめたときはまさか19万字の大長編になるとは思わず、13万字くらいで終わらせたいなぁと思っていた過去の自分を殴りつけたいばかりです。


 それもこれもプロットをしっかり練らなかったのが敗因だなぁと思うばかり。普段からプロットはしっかり練る、キャラのせりふもこまかく決めておくと豪語ごうごしているのに関わらずです。

 今回は1月末までに10万字を書かなければいけないという、〆切のほうばかりを気にしてしまって、プロットにさくく時間があまりに少なかったのがつらかったですね。


 ということで、どういうプロットを書いていたのかということを、おまけとして紹介します。

 だいたい本編の第一章の第二話くらいで、すでに使い物にならなくなって見るのをやめたプロットでした。

 プロットを書いた意味とは……。



**********


【タイトル】

『追放上等! 天才聖女のわたしなら、どこへ行こうと輝けますので。』


【テーマ】

・自分の道は自分で切り開く。

・どこに置かれようと見事に咲いてみせましょう。


【キャラクター】

○ヒロイン

・ミーティア・マースティー

・18歳。淡い金髪に真っ青な青い瞳。可愛い系というより美人系。

・マースティー伯爵家の娘だがいわゆる愛人の娘で、正妻である継母はもちろん父親からも疎まれて育つ。聖女の才能があると知り、これで家族に頼らず生きていくことができると歓喜。もちまえの才能を活かすのもそうだが、陰でめちゃくちゃ努力を続けて主席聖女に出世した。

・自身を天才と言い表す強気な姿勢でいるが、陰ではしっかり努力している勉強家。趣味は筋トレと美容。

・かねてより神殿の金持ちしか相手にしない体勢を憂えており、首席聖女となって権限を得たので改善を図ろうとするが、それが疎まれたのか追放される自体に。



○リオネル・アディッカン

・22歳。ダークブラウンの髪に緑の瞳。背が高くしっかりとした体つき。

・実は第二王子だが愛人の子のため地方で育ち、現在は身分を隠して王国騎士。王国騎士団第三師団、第二隊の隊長。

・幼い頃に魔物に襲われ、自分をかばった乳母が大怪我をした経験を持つ。二度と乳母のような犠牲を出さないために、自分のように非力さに泣く子供を出さないようにと日々魔物退治に励んでいる。

・騎士団の中でも対魔物の強さは抜きん出ている。そのぶん人間相手では一番ではなかったり。奇抜でトリッキーな剣術を使うので正規の騎士からは嫌がられているというのもある。本人は身体が動くうちは魔物退治専門でいいと思っているので陰口をたたかれても気にしやしない。

・母親は幼い頃に亡くなっている。父親とは交流があり、首都に立ち寄ると毎度挨拶をして世間話をするくらいの仲。兄の王太子とも実は仲がいい。


○筆頭聖職者

・ボランゾン

・60代くらいの老人。聖職者の頂点に立つ。


・グロリオーサ

・十六歳の聖女。まだまだ荒削りな面が多いが将来有望。



【世界観・特殊用語】

○サータリアン神聖国

・魔物があふれる世界において、神樹のおかげで清涼な空気を保っている王国。王国全体を大きな壁が包んでいて、その範囲には魔物も入ってこられないという目印になっているが、近年この壁を乗り越えたり破ったりして入ってくる魔物が増え、人間が住める領域が徐々に狭まってきている。

・特別な才能を持って生まれてくる男女がそれぞれ聖職者、聖女と言われ国中から集められて、神樹の管理を担っている。

・神殿とは別に国王もいるが、ほぼ神殿のいいなり機関みたいな感じ。神殿の下っ端みたいな感じで政治や司法を請け負っている。騎士団の管轄も王家の仕事。


○神樹

・サータリアン新王国の中心にあるめちゃくちゃ大きくて真っ白な木。その根元からあふれる水は清浄な水で王国中に運ばれるが、近年はその水の量が少なくなってきている。

・力の源は人々の祈り。そのため日曜日は礼拝が義務づけられており、すべての国民が必ず祈りを捧げにくる。


○中央神殿

・神樹を囲むように存在する建物で、聖職者と聖女が多く暮らしている。国の中枢でもあるため一般の人間が入れるのは祭壇がある祈りの間まで。

・祈祷や治癒を行う場所でもあり、それ専用の一画も儲けられている。

・地方にも地方神殿があり、やはり祈祷や治癒を受けつけている。


○聖職者

・三百人に一人くらいの割合で産まれる特殊な才能『神の恩寵』を持つ男性の総称。聖女に比べて祈祷や治癒の力は弱く、表に出てくることは少ないが、奥で政治を司っている。

・仕事は主に神樹の管理と政治。聖女のシフト調整なんかも彼らの役目。


○聖女

・百人に一人くらいの割合で産まれる特殊な才能『神の恩寵』を持つ女性の総称。聖職者に比べ祈祷や治癒の力が強い。

・だが力自体は30歳くらいで徐々に減っていき、早い者だと35歳には力がなくなるので、その後は後進の指導に当たったりする。あまり力が強くない者は20代くらいでさっさと引退して結婚しちゃったりもする。

・主な仕事は祈祷と治癒。神殿に訪れる一般人に祈りを捧げたり、まじないを作ったり、怪我や病を癒やしたり。

・その中でも何人かは結界を張ったりすることができる。


○大鳩

・魔物の中で唯一人間になつき繁殖を成功させた種族。背丈は小さいもので2m、大きいもので5mくらい。主に輸送用に使われる。


*現在は神樹の力が弱まっているのか、壁を越えて入ってくる魔物が多くて、地方に赴任する騎士たちは魔物退治に大忙し。

*聖女たちも寄付を募るのに忙しく本来の業務ができていない感じ。



【あらすじ】

・首席聖女になったばかりだというのに中央神殿の追放を言い渡される聖女ミーティア。理由は先日の首席試験で、同じように才能豊富な若い聖女グロリオーサが内容を上回ったからだという。

・めちゃくちゃ手応えあったし実技の試験もわたしのほうがよかっただけに、その結果はありえない。周囲の聖女も騒然とするが、聖女を総括する管理聖職者は譲らない。彼の言葉から(なるほど、わたしが改革に乗り出そうとしたのが気に入らなかったわけね)と解釈したミーティア。やっていられるかという気持ちになり追放を受け入れる。


・新たな配属先は地方神殿。それも北の辺境。神殿自体が崩れかけていて予算が届いていないことが丸わかり。そこでは癒やしよりも魔物の被害がやばいとのことで住民はほぼ避難していて、騎士たちが魔物退治に明け暮れていた。

・「新たに配属された聖女ですけど――」「どうせ擦り傷を治す程度の力しかないだろ? 戦闘の邪魔だから引っ込んでいろ」と部隊長に言われてムカッ。守護の祈祷くらいできると言われるがこれも断られる。さらにムカッとするが、さっさと出発しようとする騎士たちに文句を言おうとして……

・魔物たちが悲鳴を上げて襲いかかってきた。即戦闘準備に入る騎士たち。そのうち若い騎士が魔物の一匹の尻尾に弾かれ転がる。そのまま食べられそうになるが隊長は「捨て置け!」と指示。びっくりしたミーティア、とっさに結界を張って騎士を守る。結界を強化させて魔物をはじき飛ばす。

・「ぼさっとしてないでさっさと倒して! こっちは結界しか張れないんだか、ら!」と言いつつ結界を盾のようにして魔物を吹き飛ばすミーティア。騎士たちが度肝を抜かれながらも、残りを退治して場は収まる。

・「おまえ、結界を張れるのか?」と驚く隊長につかつか歩み寄り平手打ちするミーティア。部下を見捨てるなんてどういうこと? 隊長なら隊員の安全にも気を配りなさいよ、と説教。ぽかんとする隊長、ハラハラする周り。

・ついでに腰を抜かした若い隊員のことも叱るミーティア。せっかく怪我を治して上げたんだからさっさと戦うなり退却なりしなさいよ。わたしも動けないでしょう!と。

・全員がぽかんとする中、ミーティアはとにかく護符を貼っておくから、と壊れた壁を補修。これでここからはよほど上位の魔物以外は入ってこられない。

・「結界だけでなく護符まで……おまえ、落ちこぼれで飛ばされた聖女じゃないのか?」「その目でわたしの力を見ておいたくせに、まだ疑うようなことを言うの? 心外にもほどがあるのだけど」とミーティア。「わたしは稀代の天才聖女ミーティア様よ。わかったらすみやかに前言を撤回し謝罪なさい。そしたらもう少しあなた方に協力してあげてもよろしくてよ」


・「おまえの実力は確かにすさまじいがその性格はよろしくない」と口元をひくひくさせつつ、とりあえず謝罪した隊長リオネル。「わたしの性格がよろしくないのは自覚しているから見逃して差し上げるわ」「それはどーも。しかし、結界や護符を張れる聖女がどうしてこんな辺境に? そういう聖女は中央神殿の奥でもったいぶって隠されているものだろう」「ええ、その通り。わたしも首席聖女となったときはまさにそういう待遇になったわ」でもミーティアはコレまでどおり民とふれあいたいと希望したのだ。

・「ついでに神殿の体勢も替えるべきだと主張したの。魔物が国境を越えてくるなら、力のある聖女こそ地方に放って、騎士たちとともに魔物を払い、破れた壁を修繕するべきだと」認められるか疎まれ、反対され、めちゃくちゃけなされた挙げ句、なぜか首席試験を受け直しになり、落ちたのだと。

・「厄介払いされたわけだな」「そういうこと。地方に出るのがご希望でしたね、なんて言われて、一番被害の大きいこの地区に飛ばされたというわけ」「災難だったな」「あら、地方行きを希望していたのは本当よ。せっかく神様に授かった力だもの。中央神殿の奥に籠もって燻らせておくなんてもったいないわ」とほほ笑むミーティア。

・「……中央神殿にはびこる聖女や聖職者は、自分たちだけ安全な場所に引き籠もる奴らばかりだと思っていたよ」「その認識は正しいわ。実際にそういうひとたちばかりだもの。そういう体勢を替えたいと思って首席聖女になったけれど、もっと時間をかけて味方を増やしてからやらないといけないことだったわね」それだけは失敗だったとため息をつくミーティア。

・「とにかく魔物が神聖国に入り込む事態は阻止しなきゃ。ここの壁はもう大丈夫だろうから、次はどうするの?」「壁沿いに進んでいくさ。ほかにも破られているところは何カ所もある。すべて修繕して、入り込んですでに住み着いている魔物は排除しないと」「わかった。付き合うわ」


・ミーティアが隊に加わってから驚くほど進撃速度が上がった。彼女の『神の恩寵』は普通の聖女を十人集めても敵うかどうかというほど大きいもので、おまけに治癒も祈祷も結界も護符もお手のもの。大体どれか一つ極めれば聖女の世界では上出来だと言われるだけに、これほどの聖女が存在するのかと驚くばかり。

・やや傲慢で主張が過ぎるところもあるが、質素な食事は文句を言わずに食べるし、夜には必ず隊員一人一人を回って、怪我がなくても加護の祈りを施してくれる。おかげで身体が軽く、戦闘ではいつも以上の力を出せた。隊員たちの顔色も見るからに明るくなった。

・「ああいうひとを本物の『聖女』と呼ぶのでしょうね」と副隊長も感嘆するほどだ。気づけば隊の全員がミーティアを慕うようになっていた。「まぁ、そうだな。実力がすさまじいのは間違いない」性格がアレなだけで彼女を手放した中央神殿の奴らは馬鹿かとも思うほど、彼女は役立ってくれた。

・しかし壁の壊れ具合は予想以上だ。どの隊もだいたい入ってくる魔物を追い返すのがせいぜいで壁の修繕までは手が回っていない。こちらが出て行くと心から感謝された。どの隊も疲弊して、痩せ細っている。中央からの食糧をはじめとする物資の運搬が遅れているのだ。

・「うちの隊は竜がいるからいいが、そうでない隊は魔物と言うより飢えと病気で死にかけているな」「いったん中央で治療を受けたほうがいい騎士も多いわ。中央には地方で怪我を負って療養に来る者も多いのに」「そういう奴はたいてい貴族出身だ。地方に回されるのはほとんど一般民。中央の人間からすれば使い捨ての駒みたいなもんだ」「なんてひどい……」憤りを見せるミーティア。「おまえは一般民の出身か?」「……いいえ、貴族。伯爵家の娘よ」「へぇ、どおりで……」小綺麗な見た目をしていると思った、と口にしようとしたが、彼女がくちびるを噛みしめているのを見て口を閉ざす。

・「平民のほうがよかったかもしれないと思うこともあったわ。でも、それは貴族に産まれた者だから言える傲慢なのでしょうね」と言う彼女。それきり口を閉ざしてしまったので子細はわからないが、なにやら地雷を踏んだらしいと気づいてとまどうリオネル。


・久々にでかい魔物が出てきて共闘。傷を負う隊員たち。リオネルも負傷。必死に治すミーティア。軽症の騎士も「毒が回ったらどうなるの」と叱って治療しまくる。

・だがさすがに疲労が蓄積している様子。「大丈夫か?」「大丈夫に決まっているでしょう? わたしを誰だと思っているの?」と強気の姿勢だが、顔色は悪い。

・騎士たちはとにかく温室育ちの令嬢にこの環境は過酷だろう。それに気づいてやれなくてすまなかったと謝るが、彼女は幼い頃に比べればマシと答える。「貴族の生まれだろう?」「まぁね。でも、いわゆる愛人の娘ってやつで。正妻に目の敵にされて、それなりに苦労したのよ」「もしかして火起こしとかできるのも……」答えず苦笑いするミーティア。

・「ま、過ぎた話よ。今のわたしは天才聖女のミーティア様。この程度の治癒なんて朝飯前なんだから」「もう夕飯の時間だけどな」「そこ、野暮な突っ込み入れないで」鋭く突っ込んでくるミーティア。明らかに疲れているのに「水汲んでこないとね」と立ち上がる姿に、見た目に反してここまで苦労してきたんだなと感じられる。


・辺境にきてからというもの、想像以上の状況に笑っていられないミーティア。以前から地方の騎士が苦労している話は聞いていたが、実際はもっとひどかったらしい。神殿が国境で働く騎士をないがしろにしているなんて。物資が届かないのもひどい。

・それに神樹の加護の範囲も明らかに狭くなっている。魔物が出没する地域の水はもう飲めたもんじゃない。杭が打ってあるところよりさらに一オーニほど内側に杭を打ち直す必要がある気がする。

・どうしてここまで神樹の加護が弱まっているのだろう。なにかしら原因はあるはずだ。


・物資が尽きたので一時退却。このへんの補強は終わったからしばらく心配ないだろうと言われる。近くの村に入るが病人だらけ。下痢などお腹を壊しているひとが多い。水を調べたらやはりきれいなものではなかった。

・もうここに住まないほうがいいと言ってもかといって他に行くところもない。中央に近い街ほどよそ者は排除する傾向。自分たちはここで朽ちていくしかないと言われる。せめて治療をと回るミーティア。

・そんな中で魔物が襲ってくる。戦うがちょうど治療のために村人を集めていて、なんにんかが犠牲に。

・深手を負った男に助けてくれと言われ「すぐ楽にするわ」と笑顔で請け負うミーティア。苦痛を取りのぞき安楽死させる。聖女が元気にしてくれると思った子供は大泣きして嘘つき、偽物の聖女と彼女をなじる。ミーティアはなにも言わず立ち去り、他の怪我人の治療へ向かう。

・全員を治療し、さらに護符を張っていたらもう真夜中近く。いいかげんに休めと叱るリオネル。でも、と選択をしようとする彼女を抱き寄せ、休めないなら、せめて泣いておけと言われ、こらえていた涙があふれる。


・あの怪我人の傷は深く、助からないのは明らかだった。聖女は万能ではない。治る見込みがある怪我なら助けられるが、そうでないものは無理なのだ。それは神の意志に逆らうことになる。せめて苦痛がないように痛みだけを取り去った彼女に敬意を覚えるリオネル。

・翌日、村を去ることに。昨日彼女をなじった子供は姿を見せていない。ほかにも何人かが亡くなっただけに特に見送りもなく暗い道中。

・どのみち補給もできなかった。物資も尽きているし、武器はある程度のところで新しいものに交換する必要がある。手入れしないと刃の部分から魔物の毒で錆びていくのだ。

・「十日前にオオバトを送ったから、いいかげんに戻ってきてもいいはずなのに」とイライラする。とにかく神殿に戻ろうと拠点に向かうが、そのとき輸送用のオオバトが集団でどこかに飛んで行くのを見つける。

・「あの方向にあるは隣国のデュランディクスだな」デュランディクスには魔術師がいて、彼らが魔力を駆使することで清涼な大地と水を得ることができている。魔物に対する魔法もあるらしく、それで国を守っているという。国同士の交流はあまりないが、なにを運んでいるのか……。

・と思っていたら、大集団で飛んでいて目立ったせいか魔物がやってきてオオバトを倒しちゃう。鳩の一人が近くに落ちたので様子見に行くと、その背にはなんと大量の神樹の皮が背負われていた。ショックを受けるミーティア。リオネルも混乱。なぜ神樹の皮が国外に持ち出されそうになっている?

・神樹の加護の範囲が狭まっているのはこのせい? とすぐに勘づく二人。首都に戻って真相を確かめなくちゃというときに、早馬がやってくる。曰く、ミーティアにすぐに首都に戻れと。「理由は?」「それは聞いておりませんが、至急と……」煮え切らない死者に殴りかかりたくなる。十中八九、この神樹の皮が関わっていそう。

・「おれたちも行く」と即答するリオネル。「おまえはもううちの騎士団の仲間だ。なくてはならない人間だ。中央神殿がなにをたくらんでいるかわからない以上、おれたちはおまえを守る」。


・中央の聖職者が神樹の皮を隣国に高値で売りつけて万病に効く薬として売っていることが発覚。

・秘密に気づいて囚われるミーティア。力尽くで脱出。

・王太子に神殿の不正を知らせたリオネル。騎士団を率いて突撃。

・聖職者の暴走。魔物に取り憑かれての戦闘。

・リオネルとミーティア活躍。

・実は聖職者には魔術師に操られていた痕跡が。国として隣国と交渉していくが距離的な問題もあり難航して行くであろうと予想される。

・とにかく神殿の腐ったところは改革すると王家が宣言。

・ミーティアを再び首席聖女にと言うが、地方を回るほうが先、わたしのような天才で秀才で優秀な人材こそ外に出て結界を強化せねば。

・ということでリオネルと一緒に各地を回ることに。


**********



 もう最後のほうとか、プロットを書くのをあきらめていたとしか思えない雑っぷりです。

 実際このあたりで「もう書いていけば、そのうちなんかひらめくだろ!」とプロットを書くのを投げました。投げるなよ自分。


 そして本編をお読みになった皆様は「プロットのあらすじ部分と全然違った内容になってるじゃん……」と愕然がくぜんとされたことでしょう。

 プロットを無視して書き続けるとはこういうことなのです。白目くわ。



 という感じで、とにかく長くなってしまいましたが、最後までお付き合いくださった読者の皆様、本当にありがとうございました。


 本作を本腰を入れて書きはじめたのは2023年1月6日、そして書き終わったのが本日2023年2月7日です。

 わずか一ヶ月で19万字という文字数を書いたのは、わたしとしてははじめてのことかもしれません。ちょっとそこは褒めてあげてもいいかなと思います。長くなりすぎたのは大いに反省するべきところですが、本当によく書いたので。


 そして第8回カクヨムコンに参加された書き手の皆様におかれましては、本当にお疲れ様でした。

 お読みくださった皆様におかれましては、本当にありがとうございました。

 今日で読者選考期間も終わりですね。とにかく人事は尽くしました。あとは天命を待つのみだけです。


 本当に本当に、ありがとうございました。

 また新しい作品でお目にかかれましたら嬉しいです。

 それまでどうぞお元気でお過ごしください。


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追放上等! 天才聖女のわたくしは、どこでだろうと輝けますので。 佐倉 紫 @yukarisakura29

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