まずこのレビューを見た方は第4話の「ぼくはくじら」を読んでみてください。僕が「好き」と思えて続きを読みに来るたびに思い返していた詩です。他の詩も良かったからレビューを書いていますが、やはり「ぼくはくじら」が僕の心に1番残りました。他におすすめの作品もありますがそこはみなさんの好きな順序で。読みやすくてすっと心に染みる、そんな詩集でした。ありがとうございます。
想いのままに書くことも詩の魅力ですが、本作にはそれぞれの詞にテーマを見い出せる気がします。それがメロディに乗って聞こえてくるようで心地良い。
深く、心を打つ表現ですさざ波より、うねるように切なさが押し寄せてきます豊かな言葉のうねりに少女が大人になったかのような奥深い人間味も感じました