きんぴらごぼう

 

ごぼう教

女1「ねぇ、この弁当に入ってるきんぴらごぼう食べてくれない? 私、ごぼう食べられないんだよね」


女2「ダメだよ、好き嫌いしちゃ」


女1「いや、好き嫌いじゃないよ。私、宗教上の理由でごぼうが食べられないの」


女2「へ〜、で、それはなんて言う宗教なの?」


女1「ごぼう教。ごぼうを神として崇めているから、ごぼう教の人はごぼうが食べられないんだ」


女2「ハハハ、面白い嘘だね。でも、それなら宗教上の理由じゃなくてアレルギーでも良くない?」


女1「そうなんだけどさぁ、でも、ごぼうアレルギーなんて聞いたことないでしょ?」


女2「聞いたことないけど、ごぼう教よりは信じたと思うよ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

きんぴらごぼう   @hanashiro_himeka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ