人の時間と神の時間が交わって流れる物語

 都会から祖母の住んでいた家の管理に来た主人公が、氏神さまを始め、様々な神様、村の住人たちとふれあっていく日々が、山里の四季を背景にゆったりと語られていきます。主人公と神様たちの関係もさることながら、ご近所の人々の生きてきた歴史が時々うかがえるのがいいですね。
 主人公が今後どういう道を選ぶのか、ゆっくりと見守りたいと思います。

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