6、ある一年生

 この話はフィクションですが、しかし、どこまでが作り話なのか正直僕にもわかりません。ぜんぶ僕の妄想かもしれないし、ぜんぶ事実かもしれません。しかし――


 ――その岩はいまどうなってますか?


 幼いころから、ずっと僕の世界の中心にいて、僕の世界を広げてくれた存在。人と人を繋げてくれた存在。きっと今日も、みんなのことを見守ってくれていると思います。



 迷ってもいい。立ち止まってもいい。時には後戻りしてもいい。帰る場所がここにあるから。


 だから、きっとどこへでも行ける。

 きっとどこまでも世界は広がっていく。



 ――参道の岩が笑ってくれるなら。









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〈参考〉


【カクヨム・近況ノート】

「番田稲荷神社の参道の岩」、〈https://kakuyomu.jp/users/libra496/news/16817330651443696310〉。

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参道の岩が笑ってくれるなら げこげこ天秤 @libra496

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