★★★ Excellent!!! 帰ろう、懐かしいあの場所へ 釣舟草 息づくような描写で、どこか懐かしい田舎の風景を思い起こさせます。鳥取に行ったことがなくても、十分に感動する物語でした。 主人公の子供時分のシーン、子供ながらの可愛らしい思い込みの描き方が非常にお上手です。私自身は知らない土地の話でも「子供から見た世界」という普遍性に共感しまくりました。これだけで郷愁を感じさせられます。 郷愁系の小説って、つい退屈に仕上がりがちですが(これは私自身に前科あり)、ゾクっとするような暗喩が効果的に使われていたり、地の文に小粋な言い回しが多用されていたりと、さまざまな工夫で読者を飽きさせません。 非常に完成度の高い小説だと思います。 レビューいいね! 2 2023年1月9日 18:12
★★★ Excellent!!! 岩よ Aiinegruth 8000字ほどの短編です。ご当地作品ということで鳥取県についての語り口が上手すぎてビビり散らかしました。郷愁もあり、笑える要素もあり、本当に全ての技巧が高いレベルで集約されている名作です。 レビューいいね! 2 2023年1月8日 00:49
★★★ Excellent!!! 短編の制限ある文字数の中で、時間の経過とノスタルジーを上手く表現してる shiba 起承転結、すべてが考えられた配置になっていて、最後まで読むと物語の精緻さが伝わってくる。全体を通して郷愁を誘うような雰囲気が散りばめられてるのも善き。 レビューいいね! 3 2023年1月7日 00:51
★★★ Excellent!!! どうか安らかな心の旅を mk* 年末年始や夏休みに帰省される方は多いのではないでしょうか。故郷って不思議ですね。ずっと住んでいると離れたくなり、帰って来ると安心する。 生きていると、後悔することも沢山あるでしょう。でも、大丈夫。帰る場所があるのだから。 そんなメッセージが聞こえたような気がしました。故郷を想う、オススメの一作です。 レビューいいね! 3 2023年1月4日 19:56