とっても面白いラブコメです!ただ笑えるだけではなく、ハラハラしたり、思わずハッと考えさせられたり。文章も読みやすくストーリー展開も軽妙で、最後まで飽きさせません。
何よりも、主要人物がとてもイイ!主人公のケンジローは一見恋に浮かれた男子高校生ですが、その実、物事を公平に判断できる好青年であることが巧みに描かれています。見習い天使の少女ユアはちょっぴり毒舌で非常に可愛らしく、ケンジローの友人である柊木さんは、なんとBL変態女子!ケンジローとこの個性の強い女子二人との楽しいやり取りも、本作品の見どころになっています。
この三人が大変魅力的に描かれているので、いつの間にか、彼らを全力で応援していました。脇を固めるキャラクターも面白い面々ばかりで、登場人物たちの交わす会話に思わず笑ってしまいます。天上界特製アイテムのネーミングには本当に笑ってしまいました。上手い!
爽快かつ、癒される作品です。余韻の残るラストもお見事!お勧めです。
見た目小学生の可愛い天使見習いのユア。ユアの姿を見ることのできる2人の高校生ともに、研修課題をクリアして正式な天使になることができるのか!?
テンポが良く読みやすく、とても楽しめる作品でした。
最初はただのおっちょこちょいの見習い天使かと思いきや、意外に優秀でしっかり者。読めば読むほどにユアが可愛くなっていきます。
登場人物はみんな魅力あるキャラクターで、作品の中で生き生きと動いていて読んでいるうちにどんどん引き込まれました。
天使の持っている道具など、ほんとうによく考えられていて面白いし、どの場面も状況が自然と目に浮かぶような表現で読みやすく本当に面白かったです。
しかも、ただただ面白おかしくだけ書かれている作品ではなく、ほろりと心が揺さぶられるようなシーンや心に響くものもあってとても魅力ある作品だと思います。
読み終わった後、もっと読みたいなぁ・・・続編がほしいなぁと思ってしまいました。
まだ読んでない方、是非読んでみてください。
きっと最後には登場人物みんなを応援したい気持ちになると思います。
天上界から降りてくるかわいい女の子。
天使のユアは、一人前の天使に近づくために、一生懸命。
でも天使と言ってもユアはまだ見習い。怖がったり、人間に頼ったり……それでも優しくて精一杯頑張ります。
物語を動かすのはこのユアと、高校生の男の子と女の子。
彼らにはどうしてユアが見えるのでしょう?
「誰かのために」
この思いはきっとその人を救い、そして自分自身も救い、周りも救います。
そして一読者として……
読みながら、読み終えた後、もう一度このタイトルを眺めると、微笑んでいることに気がつきました。
見てみませんか?
見習い天使の奮闘を。
改稿なさった作品とのことで、新しい登場人物もいるとか。既読の方も必見かもしれませんよ。
見た目は小学生の、可愛らしい女の子。その正体は天界から遣わされた、見習い天使のユアちゃん。
彼女は一人前の天使になる試験のため、人間界にやって来たのです。
そしてユアちゃんが出会ったのは、高校生の健次郎くんと柊木さん。
天使と高校生が仲良くなって、楽しく遊ぶ話? いいえ違います。
実はユアちゃんには倒すべき敵がいるのです。
それは悪魔。人間界で悪さをする悪魔を倒すべく、ユアちゃん達頑張ります!
というわけで本作は悪魔と戦うお話ですけど、雰囲気はシリアスよりもコミカルより。キャラクター同士の掛け合いが面白く、バトルパート以外は青春コメディを読んでいるかのよう。
特に笑いをとってくれるのは柊木さん。実は彼女、ちょっぴり常軌を逸したレベルのBL好き。意味は分からなくてもヤバいことを言ってると分かる専門用語を連発し、読者を笑わせてくれました。
愉快なキャラクターが盛りだくさんの、楽しい作品です。
恋する高校生健次郎と、そのクラスメイト柊木。そんな二人の前に現れた小学生ユアの正体は、人間界で研修中の見習い天使。
一見、普通の女子小学生にしか見えない彼女ですが、天使であるのは本当です。
色々あって、二人は見習い天使の研修課題である悪魔退治と人の願いをかなえることを手伝うことになるのですが、そんな本作最大の魅力は、なんと言ってもキャラクター!
一人一人が個性豊かなのはもちろん、そんなキャラ同士の掛け合いが、実に楽しい。
自らの恋の成就に対する期待がちょ〜っと高すぎるんじゃないかと思う健次郎に、それをバッサリ切って捨てる、柊木にユア。
とある趣味に並々ならぬこだわりを持つ柊木が長々とそれを語り、全力でツッコミを入れる健次郎。こんなやり取りだけで、延々と見ていられるほどです。
特に柊木のシーンは、見る人に強烈な印象と笑いを残してくれることでしょう。
もちろん、ストーリーだってちゃんと面白い。明るい展開が多いからこそ、ホロリとくる場面は普段とのギャップもあって心に響きますし、悪魔退治のシーンはハラハラします。
笑いからグッとくる展開まで。どちらを求める人にもおすすめです。