競馬への愛を感じる

サラブレッドに転生、というのはそこそこ作品の前例がある。なので逆にそれだけでは、面白い作品にはならない。
この作品は競馬の持つ、馬だけではなくその周辺の群像劇を上手く書いていると思う。基本的にはコメディチックで明るいが、レースでの闘争心はしっかりと描かれている。コメディがあっても、レースが面白くなければ、それは競馬小説としては失格である。
いや、これより面白いの書けるか自信なくしちゃったんで、ちょっと癪ではあるんだけれどね。

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