第2話 「あなや。」が嫌だった先生、そして他の人々の「あなや。」に対する感想
「これを教える時間が嫌です」
国語の先生が「あなや。」について苦笑いしていたのを、はっきりと覚えている。先生が「あなや。」を嫌がる理由、それは「あなや。」の意味にあった。
あれえっ。
これが「あなや。」の意味である。随分とコメディ感の強い言葉だ、と私は辞書で調べた直後に笑ってしまった。血が吹き出るまで鬼に噛まれておいて、それかい。そんな風に思ってしまった。
案の定、先生が「あなや。」の意味を解説している中、笑い声が聞こえた。みんな同じことを思っているのだなぁと私は安心した。
また、私は以前「あなや。」について他の方々はどのように考えているのかを調べたときも安心した。
「あなや。」の句読点、それじゃない。
鬼に会っても「あなや。」で済ませる姫強い。
姫が鬼に食われて「あなやー」のやつ何だっけ?
「あなや。」(断末魔)
それらのコメントを読みながら、私は笑っていた。「あなや。」の虜になったのは私だけではなかったのだ、と私は大いに喜んだ。今でも私は「あなや。」が好きで、たまにバカ笑いしている。そんな人が私以外にいるだろうか。いたら私は結構嬉しい。
「あなや。」の話 卯野ましろ @unm46
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