キャラを楽しむ!もといキャラクターに滅茶苦茶にされようという話。

ミステリーとしての魅力とか、文章の良さとか、そういうものは他の上手なレビューがあるので、物語を読むにあたってキャラクター萌えを抱きやすい者としてオススメしたいと思います。
でも、一番言いたいことは一番最後です。
みんな1話をとりあえず読みましょう。

主人公がね……黒操さんがね……良いんです……。
作品はタイトル通り黒幕である彼の一人称視点で進んでいくのですが、彼のテンションの浮き沈みがとにかく愉快で大好きです。
ヒロインが関わっているときとそうでないときの感情の揺れとか……。
シリアスなシーンとコミカルなシーンでコロコロとノリが変わり、感情を滅茶苦茶にされます。

ヒロインの明崎さんはとにかく良い子です。
彼女には感情は滅茶苦茶にされません。癒しです。
誠実で、公平で、真っ直ぐで、時々ちょっと抜けたところがあるのが可愛いです。
黒操さんの視点を通して見る、彼女の瞳の輝きが好きです。
でも、物語の行く末に思いを馳せて、時々胸がきゅっとなります。

主役の2人以外にも、魅力的なキャラクターが沢山出てきます。
事件に関わる人々や、2人を取り巻く準レギュラーたち。
どのキャラクターもやり取りが見ていて小気味よく、彼らのやり取りを見たくて先へ先へとページを進めていってしまいます。

ということで、まずは1話から……!
みんなとりあえず1話を読んで黒操朔夜に滅茶苦茶にされてください。
って感じなんだけど、実は私の推しは3話に出てくるキャラなので出来れば3話まで読んで欲しい~……です!
で、そのまま続けて4話に入ると幸せになれます。

みんな、黒操朔夜に滅茶苦茶にされましょう。
そして、幸せになりましょう。