本編は、干支について猫が集まり相談する話です。急に話が脱線、途中で忘れてしまうなど端々に「猫らしさ」がちりばめられていて、猫の集会ではこういった話し合いが日々行われているのだろうと想像することが出来ました。分かりやすくスラスラと読みやすい文体のためノーストレスです。心がほんわかしてクスっと笑える作品を読みたい人(特に猫好きさん)に、本作はぴったりです。
この発想は面白い!そして猫独特のテキトーさみたいなのが凄くよく出ていて、ほっこりしてしまいました。新しい干支、作ってほしいなー!w
干支に不満をもったことはありませんか。私はあります。猫派として。鶏がいて、ねずみがいるのに、猫がいないのが常々悲しいのです。ほかにもキツネ派、タヌキ派、カンガルー派、カメ派の御方もきっと不条理を感じているはず!ということで、新たな干支がここに誕生します!ただし、猫たちの会議によって!読みはじめたらとまらない、楽しい小説です!ぜひともご一読あれ!あなたの推し動物はいるでしょうか!
ポカポカ日向に猫が四匹。議題は干支です。ネズミに出し抜かれて猫が干支入りを逃したのは、あまりにも有名。四匹の猫は干支入りを果たすため、新十二支を制定しようとするのですが……? にゃんとも猫らしい、ほっこりする語りがキュートな短編です。癒されたい貴方へぜひ。
猫がしゃべったら、こんな感じになるんですね。おもしろかったです。