サブロウ先生の言説に則るならば、ヨシノちゃんの挑発行為は純然たる好奇心に他ならない筈!なのに、最後の一言の意味は? サブロウ先生の分析がさらなる広がりを求められる、ということかもしれません。ためになって、自分の日常にも引き寄せて思考できるお話。連作短編の第二段です。
笑いとは何なのか。それは恐怖の下位互換なんだ――というところから、この話は始まり、終わっていきます。笑いから恐怖、そして恐怖というネタから、そう来たか、というところが凄い。そう、まるで笑っちゃうほど……。ぜひ、ご一読を。