願わくば、この経験が役に立たずに済むことを。


「誰でもWelcome!お気軽にどうぞ!」的なフランクな口調から、洒落になっていない話を聞かされます。


 タイトルの通り、何となく関心を持った人に軽く拉致される話となっているのですが、あまりの異常事態のせいか妙に冷静です。
 恐怖も当然あるのでしょうが、敢えて言葉にするなら「うげええええ」「かったりー」とでもなりそうな本音の部分が、何ともユーモラス。

 とはいえ、犯人は悪気なしにやってそうな感じもあり、やはり洒落にはなっていません。

「メチャ怖いのに失笑する」という稀有な体験をする作品となっています。