解錠屋という名目なのですが、封印を解くという設定はとても魅力的。
住民からも愛されノリも良く、何より開錠の詠唱を流れるように唱えるところが興奮しますね!
主人公が守銭奴、そして素直で愛らしい妾の組み合わせになりそうですが、とても和みます。
妾のほうはほんとに和んでよい存在なのか読んだ所までは不明であり、物騒な二つ名も持っているわけですが・・・。
主人公のほうが守銭奴の体裁を保とうとはしていますが、根っこが善人なのでそれがとても読み手に伝わってくるため不快感が一切ありません!
魔女の持つ設定からスケールの大きさがこれでもか、というほど伝わってきます。
緊張感と緩さが絶妙な塩梅で同居する二人の物語。みなさんも見守ってみてはいかがでしょうか!
物語や人物の感想に入る前に、世界観から。
この作品の舞台は異世界。
はい、貴族もいるし、魔術もあります。
そして、バイクもあるし、アイスクリームもある!
テクノロジー自体は現代のソレを逸脱しないんですが、魔術で空を飛んで街並みを、海を、ラスくんとビオラちゃんが見渡した、あのシーン!
僕はそこで、未来を見ました!
SFを見ました!
皆様にも是非あのシーンを観て貰いたいです!
魔術についてもすごーく練られてる。
ああ、それはラスくんを語りながら喋りましょう。
主人公のラスくん!
とっても知的で、とってもワイルド!
でも反社会的でもなくて、むしろ、義理堅い。
金の為、と言いながらも、信念、が見られます。
そんな彼が使いこなすのは、魔術。
彼は色々な魔術を使えますが、彼の職業は「解錠屋」!
開ける錠前は——「封印」ッッ!!
鮮やかな手際で様々な封印を「解除」するそのショーは、依頼人やモブや、そして読者をも、魅了します。
そんな職人であるラスが出会った少女(幼女?)ビオラは、とても、とても恐ろしい——とても恐ろしいくらいに、可愛い娘!
すげー素直なんで「好感度爆上がり!」なわけです。
どんな設定を語られ(騙られ?)ようとね!
彼女がヒロイン! かは、わかりませんけどね。
なんせ親友の妹さんが居るもんで。
さてさて?
世界観良し!
キャラクター良し!
ではストーリーは?
それは皆様自身が確かめて下さい。
僕がギリギリ書ける事は限られます。
果たしてラスは悪党の悪事を暴き、我々をハッピーエンドへ誘ってくれるのか!?
あ、やべっ。悪党とか言っちった。
そ、そういう事です!