1/17 おすすめ小説ベスト10


※思ったよりも長くなったので、数日に分けて書きました。


 「小説的な、余りに小説的な」をひゃっはーしながら書いて、アップした後に、「おすすめ小説ベスト10というエッセイを読んでみたい」という嬉しいコメントを貰いました。

 ただ、これは「目の前で恋人と母親が溺れていたら、どっちを助ける?」というくらいに難しい質問です。沈黙で通したいのですが、「やります!」と言ったので、悩みまくりながら書いていこうと思います。


 ただ、芥川の『地獄変』と伊坂さんの『死神の精度』は別のエッセイで散々語りましたし、この二つは殿堂入り扱いとします。まあ、どちらが上かを決められないというのも理由としてありますが。

 ちなみに、そのエッセイのリンクは以下の通りです。


 『ペンギン自由帳』より「第17話 『地獄変』と出会って十年以上」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887276308/episodes/1177354054888568391

 『ペンギン自由帳』より「第62話 大好きな小説『死神の精度』の魅力について」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887276308/episodes/16817139556191476815


 ちなみに、好きな小説と影響を受けた小説とおすすめの小説の意味合いは、ちょっと違うものとして紹介しています。もちろん、ランクインしている小説はもちろん好きですが、読んでいて発見がある、学びがあると思える小説をチョイスしています。

 そして、こちらは古今東西ジャンルレスの名作から、独断と偏見と愛でピックアップしているので、読んだけれど合わない! という感想があるかもしれません。ご了承ください。


 では、第10位から!




第10位 フランツ・カフカ『変身』(1915年)


 セールスマンとして、年老いた両親と妹を支えるグレゴール・ザムザは、気がかりな夢から目を覚ますと、自分が一匹の巨大な毒虫に変わっていることに気が付く。ドイツの作家のカフカによる、不条理小説の傑作。

 この小説を選んだのは、現代にも通じる普遍性があると思ったからです。あと、大学の恩師が、小説家の中で一番文章が上手いのはカフカだと話していたというのもあります。10位なのは、人を選ぶ内容なのだからです。


 現代にも通じる普遍性というのは、虫になってしまったグレゴールが、真っ先に思ったのが、「仕事行かなきゃ」ということです。しかも、特に仕事が好きでもないにもかかわらず。仕事が生活の中心になっている現代人には、共感してしまうかもしれません。もしかしたら、当時の感覚で言えば、新しいものかもしれませんが、その先見性も素晴らしいです。

 また、この小説内では、グレゴールの気持ちだけではなく、両親と妹の心情も描かれているのが特徴だと思います。そして、どっちに感情移入にしても辛いお話であります。私は、これと映画の『凶悪』を連続してみて、大分凹みました。メンタルが整っている時に読むのをおすすめします。




第9位 川上未映子「わたくし率イン歯―、または世界」(2007年)


 一度も虫歯になったことがなく、自分は脳ではなく奥歯で思考しているではないかと考えている「わたし」は、歯科助手として働き始める。恋人への愛を語り、生まれてくる子供に向けた日記を書く「わたし」の日常は、思わぬ方向へ。

 芥川賞作家である川上未映子さんのミュージシャンから小説家に転向することになったデビュー作。映像化するのが小説のステイタスと言われる昨今の中でも、絶対に映像化できないと思える小説です。

 

 高校生の時に読んで、まんまとぶっ刺さりました。好きな小説に関しては、こう言うの書きたい! と思うのですが、こちらに対しては、川上さんにしか書けない! と思わせます。主人公が考えていることをそのまんま抜き出したかのような癖のある文章で、こちらと芥川の『地獄変』とカズオイシグロさんの『日の名残り』を合わせて、三大一人称がやべぇ小説と、勝手に認定しています。

 ただ、そんな癖のある文のなので、読むのが大変なのも否めません。ツイッターで、「正直全く他人にオススメできないけど自分的に好きな作品」という話題になった時に紹介するほどです。でも、大好きなのでここで挙げます。




第8位 アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』(翻訳版としては2007年)


 ヒューゴー賞を採った「さもなくば海は牡蛎でいっぱいに」などの、奇想作家ディヴィッドスンの傑作短編集。SF、幻想小説、創世記、サスペンスなどなど、何でもありな作品群。それぞれの小説は、1960から1970年代当たりに発行されたらしい。

 こちらの短編集は、日本オリジナルで、翻訳が初めての小説も含まれているという、すごく豪華な一編です。ちなみに、収録作を選んだのは、『ハサミ男』の作者の殊能将之さんです。


 本当に何でもありで、同じ作者とは思えないほどです。ジャンルも横断しているのですが、国も時代も関係なく、宇宙や架空の国と歴史を舞台になっている作品もあります。それに、タイトルのつけ方がすごくおしゃれなんです。だから、「あるいは牡蠣でいっぱいの海」が「さもなくば海は牡蠣でいっぱいに」となっているのが、結構ショックなんですよね……。

 そんな風に、内容が色々変化する短編集なので、作品ごとに好き嫌いがあるかもしれません。私は、どの作品も楽しく読めて、「こういうのを読みたかったんだ!」というくらいに刺激的でした。




第7位 恩田陸『蜜蜂と遠雷』(2016年)


 国際ピアノコンクールに挑むのは、表舞台を去った元天才少女の亜夜、名門音楽学院で学ぶ優勝候補の青年のマサル、妻子のいるサラリーマンながらもラストチャンスに挑む明石、そして、伝説のマエストロに推薦された無名の天才少年・じん。四人それぞれが音楽に向き合い、戦い抜いた数日間の記録。

 ベテラン作家の恩田陸さんが、直木賞を採った新たなる代表作品です。卓越した描写力による演奏シーンに圧倒されて、生き生きとしたキャラクターたちの心情にのめり込み、そして、誰が一体優勝するのかとドキドキしながら読んでいきました。


 上記した主要登場人物の四人以外にも、コンクールの審査員やオーケストラ演奏員、スタッフなどの裏側の人たち、四人を支える家族や友人たちもしっかり描いていて、群像劇としての魅力があります。思春期の少年少女の気持ち、表現者としての苦しみ、そして音の世界など、恩田陸さんの集大成みたいな一作でした。

 唯一のネックは、滅茶苦茶長いことです。単行本は二段組み、文庫本でも上下巻です。ただ、一気に読むことを勧めるので、ゴールデンウィークなどに読むのが良いと思います。あと、続編の『祝祭と予感』があるのですが、私の推しの人が出て来ないんですよね……もしかしたら、単独主役作があるかなぁと、勝手に期待しています。




第6位 伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』(2006年)


 人間嘘発見機、演説の達人、天才スリ、体内時計を持つ女、彼ら四人は、人を傷付けないスマートな銀行強盗。しかし、車で逃走中に現金輸送車強奪犯と事故を起こしてしまい、さらに金まで盗られてしまう……。

 魅力的なキャラによるクライムサスペンス。働きながらも銀行強盗をしているという設定が目新しくて、挿入されるエピソードも笑ってしまうほど可笑しかったりします。ただ、あまりに魅力的すぎるので、あらすじに「四人の中に裏切り者がいる」と書かれているのを見て、「誰も裏切ってほしくない……」と、その先が気になるのに、読むのが躊躇してしまうほどでした。


 伊坂さんの著作は、「ミステリー×○○」の方程式の乗っ取って描かれているのだと思っています。この場合は、四人がそれぞれちょっと特別な力を持っているという点ですね。昨今では、そんな超能力を持った探偵役は珍しくないのですが、これが広まるきっかけなのかもしれません……と、無責任に言ってみます。

 伏線回収、そして大どんでん返しも素晴らしくって、隙の無い一作です。それなのに、この順位なのは、個人的に伊坂作品では『ラッシュライフ』の方が好きだからです。ただ、群像劇ミステリー作品と考えると、後述する作品が一番かなぁと思ったので、除外して、こちらをランクインしました。




第5位 川上弘美『神様』(1998年)


 隣の部屋に住んでいる、くまに誘われて散歩に行く。普通の人間の「私」と、二足歩行で言葉を離せる「くま」との交流譚の表題作の他、こことはちょっと違う世界を生きる人々の日常と不思議な出来事。果樹園で生きている毛玉に懐かれたり、河童の国へ遊びに行ったり。オチも教訓もないけれど、なぜか心に残る九つの物語。

 『蛇を踏む』で芥川賞を受賞した川上さんのデビュー作です。その後、川上さんは恋愛ものやファンタジー要素のある純文学で名を馳せていくのですが、この短編集は、それ以前の混沌としていて、しかし確かに川上さんの色がある一作です。川上さんのこんな話をもっと読みたいのですが、難しいだろうなと思ってしまうほど、個性的です。


 国語の教科書に載っていた「神様」が、最初の出会いでした。授業では取り上げられなかったので、自主的に読んだのですが、余計に「何これ⁉」と驚いたのを覚えています。今まで触れてきた、どんなフィクションにも当てはまらない新感覚の短編で、こういう「日常の中に溶け込んでいる不思議」を書きたいなぁと思いながら、創作活動をしているくらいに、影響を受けています。

 とはいえ、「やまなし、オチなし、意味なし」は、好き嫌いが分かれるジャンルだろうなぁとは思います。なので、『神様』に収録されている「離さない」のようなゾッとする話が好きな方は、同作者の『竜宮』という心にダメージを負う系の話が多い短編を、もっと不思議な現象が解き明かされてほしいと思っている方は、読み進めるうちに世界観が見えてくる『大きな鳥にさらわれないよう』というSFファンタジー連作短編をおすすめします。




第4位 成田良悟『バッカーノ!』(2003年)


 1930年、禁酒法時代のアメリカのニューヨーク。一組の泥棒カップルが、初めてこの地に降り立った。イタリア系犯罪組織・カモッラに所属している青年フィーロは、幹部の昇進を目前にしていた。マフィアのボスであるガンドール3兄弟は、裏切り者を粛正していた。街のチンピラのダラスは、上手くいかない自分の人生に苛立っていた。そして、200年以上生きる錬金術師、セラードが求め続けた不老不死になれる酒が、今まさに完成した……。「不死の酒」を巡り、それぞれの運命と思惑が交差するバカ騒ぎが始まる!

 成田良悟さんのデビュー作。学生時代にこれを書いたなんてと、震えるほどの完成度です。2007年にアニメ化していますが、小説ならではのどんでん返しもあるので、アニメの方を先に見ているという方でも楽しめると思います。


 構成としては、クライムサスペンスの群像劇映画『スナッチ』を意識されているにではと思われます。アニメのオープニングもそのパロディですし。ただ『スナッチ』と大きく異なるのは、登場人物達が「不死の酒」の存在を知らないまま、運命の悪戯でそれに関わってしまう所です。その偶然が偶然を呼ぶ展開が面白くって、個人的に、群像劇作品の第1位です。

 この順位なのは、これ以降の1931年や1932年が好きだから、と言うのがありますね。流石に、1作目を差し置いては薦めにくいですから。あと、『バッカーノ!』シリーズの好きなキャラが本作では出てこないのもあります。因みに、それはラッドとクレアとグラハムです。傾向が分かりやすいですね。




第3位 向田邦子『思い出トランプ』(1980年)


 普通に暮らしている男や女の、人生における暗部を生々しく描きとった短編集。戦後の日本、高度経済成長期、家父長制に翳り出して、女性の社会進出が進んだあの頃の空気や考え方を閉じ込めながらも、誰もが心に隠している、ずるさや後ろめたさや疑惑などが曝け出している。

 『寺内貫太郎一家』などの脚本を書いた向田邦子さんが、飛行機事故で急逝する一年前に発表された一冊です。こんなこと言うのはあれですが、だからこそ鬼気迫るものを読み取れます。収録されている「花の名前」「犬小屋」「かわうそ」は、直木賞を受賞しました。


 これを読んだのは一年前です。それでも、3位に食い込むほど面白い小説でした。勝手なイメージで、向田邦子はもっとコメディなお話を書いてるものだと思っていましたが、こちらはいい意味でそのイメージを裏切りました。ユーモラスなシーンもありますが、それ以上に、ゾクッとしたりドキッとしたりしていましたね。

 私は、常々小説で人生を切り取りたいと思っていたのですが、こちらがその理想に一番近い小説だと思っています。もっと早く読むべきでした。長い人生の中のある一瞬だけが描かれていて、その先どうなるのか分からないというのが素晴らしいですね。個人的に一番好きな短編は、「大根の月」です。私が小説の書き方という本をもしも書くなら、この小説を例として挙げたいと思えるくらいに、完璧な構成をしていますので。




第2位 乙一『ZOO』(2003年)


 恋人の遺体の写真が、毎朝自宅のポストに届く男。怒りに燃える男は、恋人の行方と彼女を殺した犯人を捜し始める……衝撃の一人称サスペンスの表題作「ZOO」を始め、時代や場所や語り手を変えて、怖かったり可笑しかったり切なかったり、様々な気持ちを呼び起こさせる珠玉の短編集。

 17歳でデビューした乙一さんの初期作品。ライトノベル出身ながらも、ジャンル分け不能という新たな境地を開拓していったとんでもない鬼才です。中学生の頃まで、『学校の怪談』系のアニメすら見れなかったほど怖がりな私を、ホラーに開眼させてくれた、大恩人でもあります。


 冒頭は、「カザリとヨーコ」という、母親から愛情をたっぷり受けている双子の妹と正反対に、壮絶な虐待を受けている双子の姉の話から、二話目は、事故が原因で痛みを感じなくなった老人が、密室で何者かに刺されてしまい、家族全員が容疑者という状況をコミカルに描いた「血液を探せ!」と、雰囲気が違い過ぎて風邪をひきそうなくらいの色とりどりな短編が並んでいます。しかも、それら全てが完成度が高い、いわゆる捨て回というのがないのです。乙一さんが、好きなものを好きなように書けたんだなぁと思います。

 現代は、出版不況だなんだと言われているので、ここまで振り切るのは難しいんじゃないかと思えます。本の表紙も、赤一色に「ZOO 乙一」という記号みたいなタイトルと著者名が並んでいるだけですし。ちなみに、文庫本は上巻が赤で、下巻が青です。ついでに、私は「陽だまりの詩」と「SEVEN ROOMS」が好きです。読み終わった後に、「うわー! あー!」ってなるタイプの話です。映画も最高ですよ。




第1位 森見登美彦『熱帯』(2018年)


 小説家の森見登美彦は、京都で暮らしながら小説の執筆に行き詰まる夏を過ごしていた。そんな時に、大学生の時に、読み途中のまま紛失してしまった『熱帯』という本を思い出す。どこを探しても、現物どころか情報すら見つけられなかった『熱帯』だったが、ある読書会にて、その『熱帯』を持っている若い女性に出会う。森見氏がこの本について尋ねると、彼女は、『熱帯』に関する「謎」を語り出した……。

 小説家としてのキャリアも十分な森見さんが、満を持して発表した「小説に関する小説」です。私は森見さんのファンで、えこひいきもあるのは重々承知しているのですが、なんでこの本が直木賞と本屋大賞を貰えなかったんだと今でも悔しく思っています。それくらいの傑作です。


 小説を勧めるコーナーで、語彙を消失させて申し訳ないのですが、この本は、ヤバいです。空恐ろしいです。まず、「小説なんか読まなくても、生きていけます」というセリフが最初の方に出てくるのですが、その問いが心にぶっ刺さったまま、『熱帯』を巡る物語を読み進めていきます。その内に、私が本を読んでいるはずなのに、本からこちらを覗き込まれているのではないかという不思議な錯覚に陥り、ある瞬間から、こんなにも面白いのに、これ以上読み進めていくのが怖くなっていきます。ホラー小説を読んでいる時とは違う、自分の心根を震えさせるような恐怖です。

 小説の中では、あらゆるものの境界を失くしていきます。物語と現実、作者と読者、語り手と聞き手、過去と現実、そして、私とこの小説。何もかもがしっちゃかめっちゃかに交じり合って行く中で、細い細い道筋を辿っていくと、どこに辿り着くのか、何が見えてくるのか――。詳しくは言えませんが、私は、この本を読めて良かったと思いました。小説を読む人、書く人は、この一冊を読んで損はないと思います。まあ、読書は損得ではないのですがね!




 という感じに、長くなりましたが、以上が私のおすすめ小説ベスト10です。やはり、自分が読んだ本の中からベスト10を選ぶとあって、手広くやってみたつもりでしたが、結構偏ってしまいましたね。短編集とミステリーが多いのも、自分の趣味が丸出しが故です。

 そして、恋愛小説が無かったのに、気付いて驚きました。恋愛要素のある小説もあるのですが、がっつり中心というのはないですねぇ。もしも恋愛ものを入れないといけないのなら、川上弘美さんの『センセイの鞄』森見さんの『恋は短し歩けよ乙女』と伊坂さんの『アイネクライネナハトムジーク』を挙げますね……結局好きな作家さんの本になりました。


 しかし、挙げてみると、ある程度小説を読む人向けのベスト10になったような気がします。最近、職場の人が「本を読みたいけれどどんなのがいい?」と言われたのですが、このランキングは渡せないかもです。『変身』とか、小説初心者には絶対駄目だと思いますし。

 その方には、「好きなドラマや映画の原作を読むのはどうですか?」と言いました。東野圭吾さんの『探偵ガリレオ』や『容疑者Xの献身』や『流星の絆』、三浦しをんさんの『舟を編む』や『風が強く吹いている』が思いつきますね。あと、星新一を薦めました。本そのものを読みたいのなら、エッセイもありかなぁと思います。エッセイはそんなに読んでいないのですが、伊坂さんや三浦さん、森絵都さんと角田光代さんもいいですね。


 ああ、あと、中高生向けの森絵都さんの『カラフル』『夜のみなしご』もいいですし、児童文学ですが大人が読んでもエンデの『モモ』も面白いと思うし……挙げたらきりがありませんので、そろそろ打ち止めします。

 ……もう一言。この章の最初の方で、一番好きな小説は芥川の『地獄変』と言ったのですが、芥川はベスト10に入れませんでした。いえ、好きなんですが、『地獄変』が飛びぬけていて、他のは横並び、と言いますか、芥川の短編集も色々あるので、一冊に選べないというのもありますが。ただ、芥川の命日の時に、別のエッセイで芥川のおすすめ短編を書いた文があるので、そちらを載せておきます。


 『ペンギン自由帳』より「マイナー寄りの芥川龍之介名作紹介」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887276308/episodes/1177354054917502917


 さて、やっとのことで「おすすめ小説ベスト10」を書き終わって、ほっとしています。書くのはとてもとても楽しかったのですが、カクヨムコンの読者選考期間も終わってしまい、時間がかかり過ぎた感があります。

 誰かにおすすめするという目的で、読んできた小説をランク付けして、その魅力とちょっと悪い所を言語化するというのは、初めての経験でしたが、なかなか面白く、自分自身が何で構成されているのかを知ることが出来ました。複雑なようで、大分わかりやすいなぁとは思います。


 これを読んだ皆様の、おすすめ小説も教えていただければ幸いです。では。


 


























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