厳かで艶かしい筆致が妖しい物語を紡ぐ

出だしの闘鶏から引き込まれました。
没入した者勝ち。もちろん没入させるだけの言葉の力があります。
その空気感、人物描写、展開、どれもバランスがよく、短いお話ですが「読んだ」感があります。
ヨーロッパ風なので、紅茶片手にめくることをおすすめします。