概要
要らない? では私ももうこの国に用はありません。
「ヘスティア、貴様との婚約を破棄する!」 パーティーの席で自身の婚約者に声高々に宣言したのは、王太子となったスキロス。隣には婚約者・ヘスティアとは真逆の可愛らしい令嬢・メリッタが勝ち誇った顔で彼と腕を絡ませていた。 「ありがとうございます!」 ヘスティアは踊り出したい気分を抑えて心からの笑みを浮かべると、会場を後にする。 「もうこの国に用はありませんわ。」 捨てられたヘスティアは、国を捨て新天地へと旅立っていくのであった。
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