午前２時３０分

第1話

夜中の午前2時３０分、つまり丑三つ時に、毎日ではないが、この時間になると、勝手にテレビの電源が、入り、映像が流れるのだ。つい先日、その時間に急に電源が、入り部屋が、明るくなったので、その映像を見た。俺の家は一軒家であり、この地区だけで、１０世帯住んでいるのだが、映像は、隣の山口さんの家だ。家族３人で住んでいる。夫婦と、高校生の娘さんが、いる。名前は、忘れた。ちょうど、ここから、歩いて１５分のところに、〇×線の駅があり、この娘が、踏切前で、立って、電車が通り過ぎるのを、待っているのだ。すると、電車が通り過ぎると同時に、その電車に飛び込んでしまった。思わず、顔をそむけてしまった。ひょっとして、俺は、夢でも見ているのか？しかし、次の日、”それ”が、本当のことになってしまった。そう、あの娘は、映像通り、自殺したのだ。即死した。それから、５日たったころ、また、いつもの2時３０分。テレビが、勝手に点いた。映像見ると、んん？俺じゃん？俺自身が、映っている。何やら、家の敷地の、猫の額ほどの庭にて、スコップで、土を、掘っている。？何やってるずら？すると、しばらくして、カバン？らしきものが、出てきた。俺は、中を確認する。札束じゃん。１０００万は、あるな。多分亡くなった父親が、隠し財産で、隠していたのか？俺聞いてないけど。次の日さっそく同じ場所を掘ってみた。映像と、全く同じだ。１０００万だ。いきなり、すげえ！ボーナスだ！しかし、この現象は、何だ？まるで、このテレビ、占い師が、大きな水晶玉で、占っているみたいだな。占いというより、全て当たっているのが、怖い。そのあと、３か月は、全く、”この現象”は、起きなくなった。しかし、寝ていて、金縛りにあった。しばらくもがき苦しんでいて、やっと、解けたと、思って時計を見てみると、２時３０分だ。すると、テレビに電源が、入った。俺は、久々に、映像を見た。また、俺じゃん。今度は何？？いつもの通いなれた道を歩いている。んん？前方から、何やら、走って俺に近づいてくるぞ！あっ！！２０代の男だ。そいつは、包丁を取り出して、俺は、そいつに刺された。俺は、大量出血で、その場に倒れ、結局俺は、死んでしまった。これは？？やばいぞ！！今日は、仕事休もう。1日外出しないで、”巣籠”、引きこもっていよう。朝８時。会社に電話して、適当な理由をつけて、休んだ。すると、（ピンポーン）誰だ？俺は、抜き足差し足で玄関まで行きのぞき穴から見てみた。スーツ姿の中年の男だ。何だ？何かの営業か？すると、「ＮＨＫですが、集金にお伺いしました。」（無視）すると、観念して、帰っていった。１時間ほど寝てしまった。（暇だな～）「ピンポーン」またNHKか？同じく見てみると、「佐〇急便です。お荷物です。」「荷物か？」俺は、ドアを開けた。いきなり、ナイフを取り出し、俺の腹に。う～！やられた。俺は、背景が違うだけで、映像通り、その場に倒れ、大量出血で、死亡した。そして、次の日の夜中の午前２時３０分。地震が起きたわけでもないのに、急に、テレビが、勝手に前に倒れて、画面が、破損した。そして、破片が、部屋中に散らばった。