現代の恋人達よ

進藤 進

現代の恋人達よ

これは、あくまでも推論です。


昭和生まれの僕には。

ラインもSNSも無縁の世界です。


はあ・・・?

と、使い方を若者レクチャーされても。


せいぜい。

メールを電話番号のショートメールに置き換えるくらい。


思えば。

彼女(滅多になかったけど)に電話する時。


決まって。

父親がでるんだよね。(笑)


あ、あの・・・・。

どもる電話の先で待ち構えている。


彼女のオヤジ。

緊張の時間でした。


今なら。

メールやライン。


何のプレッシャーも無いけど。


かえって、増す不安と焦燥。

時代が変わっても恋は大変です。


ガンバレ、若者。


好きな人が出来たら。

メールよりも。


ギュッとしなさい。


彼女、彼氏の温もりを。

逃さぬように。


ギュッと。

ギュッと、するのです。


手だけでも。

良いのですよ。


ギュッと。

してください。


そして。

見つめ合い。


互いの顔を。

互いの瞳の中で。


見つけてください。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

現代の恋人達よ 進藤 進 @0035toto

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る