超絶ブラック企業で働いていた主人公は、ある日自分と同じように絶望に涙する女子高生を見かける。
女子高生が電車に飛び込もうとする所を阻止し、代わりに自分が轢かれ、そして目が覚めたら、豪華な部屋。
その部屋は、あの女子高生の部屋だった。そして彼女は、デビュー間近の新人Vtuber、永眠しろであった!
そして主人公は、な、なんと永眠しろの、ダミーヘッドマイクに転生してしまったのだ!
VTuberものの小説というのは最近増えてきてるが、この作品は文章が丁寧で読みやすく、VTuber周りの単語を丁寧に説明してくれるので、あまり詳しくない自分でもスラスラ読めた。
ちなみにダミーヘッドマイクというのは、音をリアルかつ立体的に捉えるための人の頭の形をした音響機器らしい。
なぜ、彼女はVTuberになろうとしたのか、永眠しろはどう成長していくのか、是非ご一読を。
#永眠しろ応援
ダミーヘッドマイクってなんだ?って思って読んだら知ってるアレでした。要するにマネキンの頭付き高性能マイクですね。「ええ……」と正直、最初は思いました。食欲やトイレとかの問題はないにしても何もできな過ぎて発狂しないか……?と。リアリティ視点を考えてしまうのは私の悪い癖です。
結果から言いましょう。これは素晴らしいですね。へんたいよくできました、といった感じです。まず思い浮かぶ絵面がいい。そしてASMRは馴染みのない人にはなんだそれ状態なので販促になる。というかコレをアニメで見たい。是非見たい。
ASMRが好きな人にはオススメの作品です。ぜひ読んでみてはどうでしょうか。