ずっと親友ポジだった女友達に....

　つつがない日々、いつもと変わらない生活のワンシーンで友人に言われた一言。『それは好きってことじゃね？』
今まで意識していなかった気持ちがその一言で呼び起こせた感情。
「おーい！　起きろ！」いつものように起こしに来るその姿「ねぇねぇ！！」人懐っこくすり寄ってくるその距離感。すべてが俺を惑わせる。
　男友達みたいに扱ってずっといたからこそ、今までの距離感が気まずくて訳が分かんなくて。
　動揺する少年と、そんな少年に動揺する少女の話。