ダークファンタジーと思って読んでいたが、まさかの恋愛ものだった!

主人公は才色兼備の侯爵令嬢。彼女は第一王子の婚約者として選ばれたため、多くのことを犠牲にして第一王子妃として必要な教養を学んできた。しかし、いきなり冤罪により実家の侯爵家が取り潰され一家は離散。冤罪を晴らそうと無謀にも第一王子の成人のパーティー赴く主人公。そのパーティーで王子に婚約破棄された上に魔道具により半生(はんなま)の骸骨にされてしまい、『暗闇の主』が住むという塔の中に幽閉されてしまう。かくも悲惨な主人公の復讐譚かと思いきや、知らぬ間にほのぼのストーリー展開。しかし、まったりモードがいきなり急転し、主人公の命の期限が切られてしまった。さあどうなる? 愛らしき骸骨姿の主人公と一風変わった王弟である公爵閣下。恋愛に不器用な者同士のラブストーリー。